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記事入力 : 2009/10/30 09:37:40
鳩山首相、日米安保条約の再検討に言及
護衛艦衝突事故は「日韓関係に配慮し対処せよ」
鳩山由紀夫首相は29日、日米安全保障条約が改正されてから来年で50年を迎えることについて、
「日米同盟のあり方を含め、包括的に再検討したい」と述べた。同条約は1951年に締結され、60年6月に改正された。
日本経済新聞が報じたところによると、鳩山首相はこの日、参議院での答弁でこのように述べ、
「日米同盟は日本の外交の基軸であり、包括的な再検討により、中長期的な観点で両国の関係を深めていく」と語った。
一方、野党・自民党の議員たちはこの日、沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移転問題が、日米同盟の亀裂を
生じさせかねないとして、鳩山首相の見解をただした。
これに対し、鳩山首相は「この13年間、移転できなかったものを、これから移転しようとしている段階だ。
これまでの日米両国の合意を重視しつつ、外相・防衛相と共に真剣に検討し、最終的にわたしが結論を下す」と答弁した。
鳩山首相はまた、歴史認識問題について、「新しい政権は、歴史を直視・正視する勇気がある政権だ。
村山談話に盛り込まれた考え方を、われわれの政権でも尊重すべきだ」と述べ、村山談話を継承する意向を
改めて確認した。
村山談話とは、第2次大戦の敗戦から50年を迎えた1995年8月15日、当時の村山富市首相が発表したもので、
「植民地支配や侵略戦争により、多大な損害や苦痛を被った国々やその国民に対し、痛切な反省と心からの
おわびを表明する」という内容だ。
一方、今月27日に関門海峡で発生した、海上自衛隊の護衛艦と韓国の貨物船の衝突事故について、
鳩山首相は28日、「日韓関係に配慮して対処するように」と指示した。
朝日新聞によると、この日の国会で、北沢俊美防衛相が「韓国の貨物船が、海上保安庁の管制官の指示に
従い航路を変更したことで衝突事故が発生した」と報告したのに対し、鳩山首相は「日韓関係に少しでも
支障が生じることがないよう対処するのが重要だ」と指示したという。
権景福(クォン・ギョンボク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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