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ゲーツ米国防長官は23日、日韓など一連の訪問日程を終えた。ともに同盟国である日本と韓国との連携を図るのが目的だったが、
日本との間では普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題などで進展がなかったのに対し、
韓国とは「拡大抑止」の強化で合意するなど対照的な結果となった。
現在の日米関係について「最悪といわれた盧武鉉前政権下の米韓関係よりもひどい状況」(米政府元当局者)との声も出ている。(ワシントン 有元隆志)
ゲーツ長官は21日の北沢俊美防衛相との会談後の記者会見で、「北朝鮮の非核化という共通目標のため協力しようと話し合った」と述べた。
5月の浜田靖一前防衛相との会談では、「(核の傘を含む)拡大抑止を強化しなければならない」と強調したが、今回の会見では拡大抑止に言及しなかった。
鳩山政権は核搭載米艦船の日本通過・寄港を黙認する日米の「核密約」に関する調査を開始したほか、
岡田克也外相が米国に核先制不使用宣言を求める考えを示すなど、米側から「核の抑止力強化に力点を置いていない」(米政府関係者)とみられている。
このためゲーツ長官も踏み込んだ発言は控えたようだ。
ゲーツ長官は防衛省での栄誉礼のほか、いったんは設定された北沢防衛相との食事を断った。
「同盟強化よりも後ろ向きな姿勢ばかりが目立つ鳩山政権への強烈な不快感の表明」(同関係者)といえる。(>>2-以降へ続く)
記事引用元:産経新聞(2009.10.24 17:32)
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