09/10/24 09:44:50
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▲2008年７月に亡くなったキム・ラヨン(Rayoung Kim、ワシントン・ポスト)
【ワシントン=ニューシス】米国ワシントンの韓人社会で、精神的な障害を宗教儀式で治そうとして
死亡したある韓国女子学生に関する記事が掲載されて話題になった。
ワシントン・ポスト（ＷＰ）は22日付で、昨年7月に精神的な障害があり、これを宗教儀式で直そう
とした過程で死亡した高校生キム某さん（当時18才）の事件を中心に、韓国人の巫俗信仰に基づ
く宗教儀式について詳しく説明した。
しかし、ＷＰはこの事件を韓国のムーダン（巫堂＝韓国の巫女）や他の土俗的シャーマニズム儀式
のクッ（祭祀）をしている最中に事故が起きたと記したが、韓人社会ではムーダンがクッを行った過
程でなく、キリスト教系で行われているいわゆる「按手祈祷」と関連したものと指摘してＷＰ紙が間
違って報道したと話している。
キムさんの死は当時の韓人社会に相当な反響を起こし、ワシントン地域の韓人キリスト教系でも
いわゆる「按手祈祷」に対する論議と討論が続いた。ＰＷ紙は、キムさんの死亡原因についてフェ
アファックス警察が調査し裁判所に提出した資料を根拠として『急な力による外傷と窒息』であると
伝えた。
同紙は、フェアファックス警察が1年余りの調査の後、殺人事件担当刑事がキムさんの親と兄の
DNAを採取して家族がキムさんへの儀式に参加したかどうかの調査をしようとしていると報じ、こ
の事件に改めて光を当てた。 これと関連して同紙は、米国国内で過去10～15年間、このような
宗教関連の死亡事件が殆どなく起訴されたケースもきわめて珍しいと指摘、今回のフェアファック
ス警察の令状を請求した調査は、危険なことの多い宗教儀式をうかがう窓口になると語った。
同紙は続けて、韓人宗教学者の話を借りて「韓国文化はシャーマニズムによって深く影響を受け
た」と前提し「ムーダンと呼ばれる女性はたびたび神や霊などと交信し、これらを祓うのをはじめと
して財政問題から個人の健康も改善しようとした」と説明した。
ＷＰ紙はまた、1996年にカリフォルニア州で、ある女性が韓国の伝統巫俗儀式を受けて16か所
の肋骨が折れ心臓が破裂した事件があったと紹介した。 あわせて2007年にバージニア工科大
学で32人の学生を殺害したチョ・スンヒの場合、彼の家族が事件以前に教会で情緒不安定だった
チョを治癒しようとしたが失敗していた、と指摘した。
韓国ムーダンの儀式と関連し、ＷＰは「ムーダンは無意識状態に没入して儀式の途中、他の霊的
な存在を自分の身体に呼び込んで儀式を行う。その間にコミュニケーションを行ったりもする」と伝
えた。
同紙によれば、現在、フェアファックスカウンティ警察はキムさんの死について他の情報を公開し
ておらず、キムさんの10代の弟は警察に「宗教的な儀式を行った後、意識を失って反応がなかっ
た」と言っている。 キムさんが死亡した当時、ワシントン地域の韓人新聞はその死を『疑問の死』
と指摘していたが、当時、警察がこの事件を『殺人事件』と規定しており、死因は明らかにされな
かったと報道した。
韓人メディアはまた、キムさんがＷＰ紙で描写されたムーダンなどのシャーマニズムではなく、キリ
スト教牧師による「按手祈祷」を受けて事故に遭った事実が明らかになったと報じてＷＰの今回の
事件報道が間違っているという反応を見せている。
ソース：ニューシス（韓国語）WP-韓国人女子高生死亡関連で韓国巫俗報道が論議
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元記事：Fairfax teen may have died in Korean exorcism, police say
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