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<地方参政権>前向きに結論出したい 韓日共同会見で表明
2009-10-15
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韓日首脳会談後、共同記者会見する李大統領(右)と鳩山首相
両国関係発展にも強い意欲
【ソウル】
李明博大統領と鳩山由紀夫日本首相は9日の青瓦台での韓日首脳会談で、歴史認識を共有しながら
「未来志向的な両国パートナー関係」を強化することで一致した。
鳩山首相は会談後の共同記者会見で「価値観を共有する2国が核となって、東アジア共同体の実現に向けて
踏み出していく思いが共有できた」と強調。注目されていた在日韓国人ら永住外国人への地方参政権付与問題に
ついて「前向きに結論を出したい」と表明、日本の首相としては初めて実現に強い意欲を示した。
鳩山首相の訪韓は就任後初めて。先月に首相に就任して以降、2国間外交レベルでは初の外国訪問となり、
韓国との関係の一層の発展に対する強い意欲を見せた。
鳩山首相は、共同記者会見で地方参政権問題について推進意思を明確にすると同時に、
「ただ、国民の感情、思いが必ずしも統一されていない。それを統一するために内閣として議論を重ね、
政府として結論を見いだしたい」と表明した。
韓日関係に関して、「新政権はまっすぐに歴史を正しく見つめる勇気を持っている。
『村山(富市首相)談話』(1995年)は、(日本の)政府と国民が大変重要だと理解することが非常に重要だ」
と理解を求めた。
李大統領が希望する天皇の来年訪韓問題については、「高齢のこともあり、日程的な部分もある。
総理大臣がどこまでこの件に関与できるかという問題もある。大統領からそのようなご示唆をいただいて
いることは感謝したい。簡単に『わかりました』と申し上げることができないことをご容赦願いたい」と述べた。
鳩山首相は、民主党代表に就任した直後の今年6月に訪韓し、李大統領と会談、
「私たちは過去の歴史を直視する勇気を持ち、侵略や植民地化を美化しない。ナショナリズムのとりこに
ならないことが大事だ」と述べている。
李大統領は鳩山首相の歴史認識を評価。「両国関係を新しいレベルでもう一段階飛躍させる意味がある」とし、
「鳩山首相の就任で韓国国民は両国関係が発展できると考えている」と語った。
会談で両首脳は、北韓核問題について、北韓の6者会談早期復帰に向けた協力を確認。北韓が核兵器開発計画
を放棄する見返りに、関係国が安全の保証や経済支援を行う「グランドバーゲン」(包括的妥結)と呼ばれる
李大統領の構想について意見交換し、根本的で包括的な解決策を目指すことで一致した。北韓に根本的な態度の
変化を促すため、国連安全保障理事会の制裁決議を着実に履行していく方針でも一致した。
民主は積極姿勢 野党の公明党も
民主党は、98年の結党時に策定した「基本政策」の中で「定住外国人の地方参政権などを早期に実現する」
とうたっており、今年の政策集でも、「『定住外国人への地方参政権早期実現』方針は今後とも引き続き
維持していく」と明記している。
小沢一郎幹事長は、鳩山内閣発足直後の9月19日、来日中の李相得韓日議員連盟会長との会談で、
地方参政権付与問題について「何とかしなければならない。通常国会で目鼻を付けたい」と改めて表明した。
野党となった公明党の山口那津男代表は9月26日、記者団に「これまで独自に地方参政権を認める法案を
提出した経過もあり、次の国会で法案を出したいと考えている」と明らかにしている。
(2009.10.14 民団新聞)
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