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ベトナムの若い女性の多くが妊娠の仕組みを知らず、初潮の際にパニックに陥って
いることが、キンバリークラーク・ベトナム社の調査で明らかになった。調査は16～24歳の
300人の女性を対象に実施された。
生理のサイクル・生殖器・プロダクティブヘルスなど女性の身体に関する知識を問う
10の設問に、全問正解できた人はわずか3％で、85％は身体に関する理解が不足して
おり、70％はブラジャー着用ががんにつながると回答。62％が処女膜が何かを知らず、
77％が妊娠やセックスに関する設問に正答できなかった。精子を飲み込むと妊娠すると
思っている20歳代の女性もおり、生理中の身体の変化について説明できない女性も
多かった。
ホーチミン市師範大学のフイン・バン・ソン博士による高校生100人を対象にした調査
でも、性に関する正しい知識を持っている生徒は10％以下だったという。ソン博士は
「生徒らはバギナ、ペニス、生理などの言葉を聞いたことはあるが、そういう言葉を
使うのを避ける傾向にある」とし、「大人が性に関する情報を隠して説明しようとしない
ことや性教育が学校教育に組み込まれていないことが問題」と指摘した。
ベトナム家族計画協会によると、ベトナムでは年間120万～160万人が中絶しており、
世界で最も中絶率が高い3カ国の一つとなっている。中絶する人の20％がティーン
エージャーだという。
▲VIET.JO（日本語）2009/10/11 06:27
「処女膜って何？」若い女性の性知識不足が顕著
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