09/10/10 23:50:46
インターネットに飛び交う各種イメージはもちろん、外国の有名キャラクターやさらには韓国観光公
社のマスコットまで自分が作った作品とし、教師らを脅迫して億台の金品を恐喝した「サイバー鳳
伊・金先達事件」と関連して韓国著作権委員会のお粗末な登録審査手続きが俎上に上がった。
警察によれば、イメージ製作・販売会社代表チョン・某(52・拘束)容疑者は昨年9月から韓国著作
権委員会を通じて原著作者が明らかな各種有名キャラクターを自分の著作物として堂々と登録し
た。チョン氏が登録した著作物はくまのプーさんなど外国有名漫画キャラクターとMSNメッセンジ
ャーの人形イモティコン、サイ・ワールドのアイテム、韓国観光公社で商標登録した「チョロンイとセッ
トンイ」等が含まれていた。
チョン容疑者はまた原作者が日本人で知られるアイコンも自分の創作物とし著作権を登録したと
警察は明らかにした。チョン容疑者がこのように著作権登録をしたイメージは合計333個。これを
めぐって韓国著作権委員会が一切の疑いや確認過程なしに著作権登録したのではないかという
批判をうけている。
著作権は原著作者にその権利があるがインターネットで飛び交うイメージなど原作者が不明な場
合には著作権登録人が法廷紛争で権利を主張できる根拠となる。実際にチョン容疑者は自分の
著作権を侵害したとして、著作権登録に関する内容証明と共にソウル東大門区のある小学校教
師を告訴し、原作者を明らかにするのが容易ではないせいで、この教師など2人は著作権法違反
容疑で刑事立件にされたこともある。
これに対して韓国著作権委員会関係者は「私たちは書類だけ受けて創作性が少しでもあれば登
録するだけ」としながら「職員がわずか二人で一日に数百件ずつ登録処理しているのだから、いち
いち確認できない」と説明した。だが人力のせいにして小学生でさえ知っている有名キャラクター
を堂々と自分の著作と言っても別途の審議過程もなしに登録したことに対し、批判を避けることは
難しく見える。
これに先立ってチョン容疑者は著作権番号まで明らかにして154の学校を相手に著作権侵害告
訴をするやり方で1億5千万ウォン余りを受け取った容疑で警察に拘束された。警察関係者は「著
作権法をよく知らない教師や一般人は、チョン容疑者が著作権登録に関する内容証明を受けれ
ば、一方的に受け入れるほかなかった。」として「虚偽登録を抹消できる方法もあまりなくて今後も
相次ぐ被害が憂慮される」と語った。
ソース：ノーカットニュース(韓国語) プーとミッキーマウスも分からない？…'確認もしない'著作権委
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