09/10/09 01:45:22
韓国で英語教師をしていたダーバン出身の若い女性を強姦した犯人は「人体被害に対する賠償 (以下、体の代償)」としての提示金額を4倍にすると申し出た。当初は 32,000 ランド (約38万円) だが、約 120,000 ランド (約144万円) にした。
しかし、クワズールー・ナタール大学出身の23歳で8月に帰国したメリッサ・ブルアールは、断固として金銭を拒否。彼女が望んでいるのは『4年が最長刑』という韓国の法律改正だ。
彼女は韓国の司法の規定がより軽すぎると感じているという。そこには、体の代償は被害者に支払われるが、それは強姦犯次第。初犯なら18か月以内の収監とある。
【強姦犯に反省の色は無かった】
韓国での幸せな生活が強姦によって打ち切られたことで、ブルアールは怒りと精神的苦痛に苛まれている。
裁判に出席するためバスで10時間かけてソウルからウルサンまで行った彼女の知り合いは「強姦犯に反省している様子は無かった」と彼女に伝えた。
強姦犯は荒っぽく 120,000 ランドを提示した。彼は提示額を増やすばかりで、反省の色は無かった。強姦犯がどんどん正当化される。
彼女は4棟のアパートの1つに住んでいて、強姦犯は駐車場を挟んだ隣の棟に住んでいたという。強姦犯は彼女が寝ている隙にアパートの10階に上がり、ランドリーの窓から侵入した。その数週間前から強姦犯は双眼鏡で彼女を見ていた。
【あまりにも不公平な司法制度】
男は強姦するに先立って彼女に手錠をかけた。彼女は、殺さないでと男に哀願した。
監視カメラの映像から6日間で強姦犯を逮捕した警察の迅速な対応を、彼女は評価する。
強姦犯がウルサンの裁判所に現れたのは束の間で、強姦の罪を認め、体の代償として 120,000 ランドを提示した。
強姦されるまでは純血を守っていたブルアール。あの国の法律改正と、最高で4年の懲役を少なくとも20年に増やすことを働きかけるために、彼女自身が可能な限りの全てのことをする決心をしたという。
強姦犯は私から多くのものを奪った。私は英語教師の仕事にとても幸せを感じていた。この件が大した問題ではないと無下に葬り去られるのであれば、私は本当に憤りを感じる。
このような事件が南アフリカでもいつものように起きているということを私は知り、私のケースが特別だと言うつもりはない。しかし、韓国の司法制度は強姦犯にとても同情的だ。
弁護士を雇えなかった場合には、葬り去られるだけだ。捕まった強姦犯は、そのことをよく分かっていた。強姦犯は当初とても良い弁護士を得たが、弁護士はこの案件から外れる機をうかがい、寸前で若い弁護士に交代した。
帰国し、ブルアールはどうにか仕事を見つけた。日中はまあ元気なものの、夜は寝るために戦っている。警官がベルトにつけている手錠や、テレビに出てくるアジア系の男といった些細なことが、彼女のトラウマを呼び覚ます。
「強姦犯は公共社会から隔離されるべき」とブルアールは言う。
コーヒーを飲むために友達に会いに行くかのごとく、彼は普通に歩いて入ってきた。まるで、私よりも強姦犯のほうが権利があるようだ。あまりにも不公平な司法制度だ。
私が賠償金を受け取ろうが、拒否しようが、いずれにしても強姦犯は軽い判決になる。
彼女の弁護士は「韓国では支払い能力さえあれば、男の暴力犯には略式裁判で済ませる権利がある」とアドバイスした。
つまり、女性を襲った強姦犯は、体の代償の支払い能力によって、軽度の処罰で免れることが出来る。強姦犯は「良い遊びだった」と開き直る。
ブルアールは現在、南アフリカ共和国女性青少年障害者省 (※) の Ms. Noluthando Mayende-Sibiya 大臣と南アフリカ共和国大使館から書簡を得ようとしており、この事件に国際的関心が向けられていることを韓国の法廷に気づかせたいと思っている。
■ソース
Rapist increases 'blood money' offer
URLﾘﾝｸ(www.iol.co.za)
(October 06 2009 at 11:27AM)