09/10/04 14:45:55
■マッコリ統合ブランド「Sool」
日本の大手酒造メーカーのマッコリ生産のうわさに驚いた韓国政府は対策に乗り出した。日本製の
キムチが海外へ輸出されているように、日本製のマッコリが海外に輸出されるのを事前に防ごうというもの
だ。政府の戦略は、日本の「Sake」の事例をベンチマーキング(優良な実例に倣って目標設定すること)
した先制攻撃といえる。政府は来年7月から施行される「韓国酒産業振興法」に従ってマッコリに品質
認証を与え、「Sool(酒の意)」という統合ブランドマークを付けて輸出する計画だ。カリフォルニア産
オレンジが「Sunkist」という統合ブランドで世界に輸出されているのと同じ発想だ。日本の酒が「Sake」
という名で広く認知されているように、マッコリなど韓国の酒も「Sool」という名で海外に広めようというものだ。
また政府は、日本市場参入計画の下、マーケティング能力の高いCJや真露など幾つかの企業に
韓国酒のチェーン展開を打診している。高級マッコリとトッカルビ(韓国風牛カルビハンバーグ)など高級
料理を扱う「プレミアムSoolバー」や、大衆的なマッコリと豆腐キムチ、パジョン(韓国風ネギのお好み焼き
)などを扱う「庶民派Soolバー」で日本を攻略するという構想だ。最近韓国で流行している「Sakeバー」
と似た発想だ。農林水産食品部の関係者は「酒の輸出だけでなく、付加価値の高い韓国の酒文化
を広めるための作業」と説明した。「キムチ」に次いで「マッコリ」も、日本の挑戦を退けるのは容易では
なさそうだ。
(終)