09/10/01 06:42:52
中国の情報サイト、環球網は24日、鳩山首相が言及する「東アジア共同体」構想を
紹介した。同記事に対して、次々にコメントが寄せられている。日本への評価と反感、
米国警戒、高まる愛国的自信など、中国人の世界観が集まる結果になった。
記事は、「東アジア共同体」の源流は1991年にマレーシアのマハディール副首相
(当時)が唱えた東アジア経済共同体構想にあると指摘。2008年にはオーストラリア
のラッド首相も、EUに似た「アジア太平洋共同体構想」を明らかにしたと紹介した。
■日本のプラス面を理性的に認めよう
コメント欄には、「よい機会。日本を併合してしまえ」、「すべての国が五星紅旗
(中国国旗)を掲げ、人民元を使い、中国語を話すようになるのだ」など、非現実的な
書き込みもあるが、国際情勢などを考えあわせた上で、表明された意見も多い。
賛同意見としては、「抗日戦争の傷は忘れられないが、日本の発展と、近代化以降
に中国にもたらしたプラスの影響は理性的に認めるべきだ。日本は偉大な国だ。
ふたつの国は、しっかりと手を握るべきだ」、「日本の力を借りて、米国の勢力をアジア
から排除する必要がある」、「中日韓が経済の東アジア共同体を構築する可能性は
高い。ウィン・ウィン・ウィンの関係ができる」、「よい提案だ」、「私は愛国者として、
東アジア共同体を断固支持する」、「(日本との)矛盾点は溶かしてしまおう。
敵をほしがる人などいないはず」などがある。
賛同する書き込みでは、米国への対抗意識がベースになっている意見も目立つ。
「在日米軍を追い出せば、考えられる」などの書き込みもある。
■「日本は信用できない」、「頼る必要なし」
反対する書き込みで最も多いのが、近代史などに由来する反日的な意見表明だ。
「大東亜共栄圏だ」、「日本は永久に信用してはならない国だ。中国人の心は、まだ
血を流しつづけている」、「鳩山首相は、靖国神社を撤去してから提案すれば」、
「日本は中国と手を握ろうという一方で、国内の反中勢力はますます強力になっている」、
「日本犬など、信用できるか」などがある。
もうひとつのパターンは、そもそも他国と手を結ぶ必要はないとする意見だ。
「中国は単独で世界の1極を形成できる。日本と手を握っても利用されるだけ」、
「雑魚には頼らない」などがある。賛同の意見に反対して「内需拡大、教育の改善、
法治社会の実現、富の公平化などに努力もせず、勝手なことを言うな。われわれ自身に、
無限の潜在力があるはずだ」とする意見も寄せられた。
■日本に雇われた書き込み要員がいる!?
全体としては反対意見が多いが、賛同の意見も目立つため、「日本に雇われた書き込み
要員がいるぞ」と主張するコメントもある。
写真は9月21日、米ニューヨークで会談を行った鳩山首相と中国の胡錦濤国家主席。
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
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ソース:サーチナ