09/09/29 09:45:55
>>1のつづき
「どうして私たちは歌しなくてです?」・・・下手な韓国語で事業主に抗議をして見たが、帰って
来たのは暴言だけだった。
結局地獄のような生活には勝てず、女性メンバー3人が3ヶ月後に逃走すると、サンライズ
バンドはそれぞれ散らばった。
事業主が残った3人も滞った月給を与えずに追い出すと、メンバーらは最後にフィリピン大使館
に助けを求めた。
大使館を通じ、サンライズバンドの悲しい事情に接したソウル地方警察庁外事係は、現地の
企画会社と組んでフィリピン女性らを不法入国させ、性売買を斡旋した芸能企画会社5ヶ所を
摘発、関係者25人を書類送検した。
警察の救助でパスポートを取り戻し、フィリピン大使館の保護を受けているメンバーは、最後
まで音楽に対する情熱を捨てなかった。
「フィリピンに帰っても音楽を続けたい。でも絶対に韓国で演奏する事はありません」
韓国人に美しいハーモニーを伝えたかったサンライズバンドは、治癒出来ない深い傷を受け、
韓国のどこかで彷徨っている3人のメンバーを残したまま、29日にフィリピンに帰国する。
(おわり)