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東アジア共同体構想推進 日中韓外相会談で一致
2009年9月29日 朝刊
【上海=小坂井文彦】
岡田克也外相は二十八日、上海で中国の楊潔〓外相、韓国の柳(ユ)明桓(ミョンファン)外交通商相と会談し、
鳩山由紀夫首相が提唱する東アジア共同体構想を推進することで一致。北朝鮮に対して六カ国協議復帰を働き掛けることなどでも
合意した。
民主党政権発足後、初の三カ国外相会談。来月十日に北京で開催する日中韓首脳会談でさらに協議する。
三外相はほかに、国連改革でも合意した。だが、岡田外相が安全保障理事会拡大の必要性に言及すると、中韓側は具体的な回答を
控えた。軍縮の必要性でも認識を共有したが、中国に核軍縮を求めた岡田外相に対し、楊外相は「核を持たない国を核で威嚇はしない」
などと述べるにとどめた。
年末にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議(COP15)に向け、地球温暖化対策で
連携することも確認した。
岡田外相は外相会談に先立ち楊外相と会談し、日中の戦略的互恵関係を確認した。その上で「主婦層を中心に食の安全で
中国不信が高まっている」などとしてギョーザ中毒事件の解決や東シナ海のガス田開発への懸念を表明した。
中国側はギョーザ事件を「刑事事件であり、政治問題化は好ましくない」とかわし、
「合意済みのガス田共同開発のため環境づくりが大切だ」と述べた。
※〓は竹かんむりに、厂(がんだれ)、下に虎
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