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2009年9月28日、日本の華字紙・日本新華僑報(電子版)によると、日本人男性に嫁ぐ
中国人女性はこれまで、中国の姓を捨て日本の姓に変更しなければならなかったが、民
主党政権が夫婦別姓を含む民法の改正案を来年にも国会に提出することになり、この状
況にも変化が生じることになる可能性が高い。
同記事によると、日本人に嫁いだ中国人の新婦たちの多くが、1947年制定の民法が明
確に夫婦の同姓を謳っていることから、新婦個人はやりきれなさ、新婦の家族は日本姓
となることへの拒絶感という葛藤をかかえてきたという。
日本人と結婚したある中国人女性は、一時帰国のたびに表現できない複雑な感覚になる
という。彼女が実家に帰ると、なくすといけないからと言って、母親が彼女のパスポー
トを保管するのだが、その日本姓を見るたびに、母親は彼女を罵るのだという。「実家
に置いてあった名詞もすべて破かれ捨てられた」と同女性。
1988年、当時の野党・日本民主党、日本共産党、日本社会党が夫婦別姓法案を共同で
国会に提出したが、自民党が「家族の一体感を損ない、家庭の崩壊につながる危険があ
る」などとして審議を拒み、廃案になった。その後、民主党などが毎年同法案を提出し
ているが、すべて廃案になっている。
民主党政権が掲げるマニフェストの中に、夫婦別姓の実現がある。民主党が来年にも
提出する改正案は、婚姻届の際夫婦に同姓か別姓かの選択の権利を認めること、結婚で
きる年齢を男女とも18歳にそろえることが柱となっているという。
同記事は、民主党の夫婦別姓政策について、日本の伝統的な家族制度に打撃を与える
ことになるが、日本人に嫁ぐ中国人女性には福音だと評した。(翻訳・編集/津野尾)
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