09/09/26 18:24:46
「癒やし」や「やすらぎ」をうたい文句に、雑誌やテレビで取り上げられ、あっという間にメジャーになった耳かきサービス店。その一方で、
過激なサービスや性的サービスも横行しているというが、届け出などがいらないため、警察も実態把握が難しい状態だという。性行為でも、
医療行為でもない「耳かき」。その“看板”は客寄せにも、警察の摘発逃れにもなっている。「風俗店ではありません」と、わざわざ宣言
しながら、実際に個室内で繰り広げられる中身とは…。
■摘発現場に遭遇 下着姿の女性も
神奈川県警は９月１４日、店内で性的サービスをしていたとして、風営法違反容疑で、横浜市青葉区の「リラクゼーションエステ 紫都
（しと）」▽相模原市の「リラクゼーション 雪」▽平塚市の「香港式マッサージ 元気サロン」の３店を摘発、いずれも中国籍の紫都の責任者、
沈偉英容疑者（４９）と雪の経営者、王淑栄容疑者（３７）ら男女５人を現行犯逮捕した。県内の摘発は初めて。
県警の調べによると、３店の経営者らは１４日午後、店舗型風俗店の営業が禁止されている地域で、個室マッサージ店を経営、男性客
に性的サービスを行っていた。
摘発の情報をキャッチした記者は、平塚の「元気サロン」に県警捜査員が踏み込む生々しい現場に遭遇した。
店は繁華街の雑居ビルの５階に店を構えていた。午後４時すぎ、まだ明るいうちに捜査員ら数人が店を急襲した。まずは受付の女性を
取り囲んで事情聴取。受付には、「当店は性的サービスはしておりません」と記された紙も。
店内には小さく区切られた部屋が４つほどあり、部屋の中にはベッドが置かれていた。店内の待合室には中国語の映画が流れていた。
当時、店に客はおらず、マッサージ嬢１人が個室にいた。ピンクの下着姿がなまめかしい。取り調べが個室で始まった。中国人らしく、はじめ
は通訳を介して静かに受け答えをしていたが、次第に取り乱し、最後には泣き崩れ、捜査員に脇を抱えられながら店から連れ出された。
■性的サービスのオプション！？
県警は「店舗数や業態が不明で、男女が個室で２人切りになるという営業から性的サービスがされる可能性が高い」などとして、県内で
耳かきサービスを行う店の実態調査を開始、約１５店を洗い出した。サイバーパトロールや聞き込みなどを行い、性的サービスが行われている
のが判明した３店を摘発した。
県警は「常連になってやっと性的サービスをするなど、一度行くだけでは分からない部分もある」と実情を話す。
「紫都」のホームページ。女性がマッサージを受けている画像などが掲載されており、女性も来店できるような雰囲気で、一見して性風俗店
だとは分からない。
また、３店はいずれもインターネットの広告などで「耳かき」を前面に押し出し、「風俗店ではございません」という書き込みまでしていたが、
実際はさまざまな性的サービスを行っていた。
耳かきはオプションでしかなく、「６０分１万円」などの性的サービスに３０００円の追加払いで耳かきサービスがついてくるというのが実態。
下着姿の女性従業員が客にメニューを決めてもらい、性的サービスの前後に、ひざ枕で耳かきをしていたという。
■届け出いらず増加 生き残りかけ…
（中略）
人気のかげで、東京・秋葉原の耳かき店の常連客だった男が８月、売れっ子店員の女性に一方的に行為を抱き、交際を拒絶されたこと
で女性らを刺殺した事件や、埼玉県警が６月に「耳かきエステ」をうたい、客に性的サービスをさせていたとして、さいたま市内の耳かき店
「耳かき一発」２店を摘発するなど、耳かき店をめぐる事件が相次いでいる。
耳かき店が増加の一途をたどっていることで、耳かき単独のサービスの店は苦戦を強いられているという。県警捜査関係者は「耳かき単独
での生き残りは厳しい。そのために性的サービスをする店もあるが、逆に性風俗店で警察の取り締まりを逃れるためと客寄せのために、耳かき
を掲げる店もある」と現状を話している。
ソース（MSN産経ニュース） ※ソース元に多数写真あり
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)