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国を擬人化し、それまで歩んできた歴史や各国の特性をコミカルに描いたウェブマンガ
「ヘタリア Axis Powers」(作:日丸屋秀和)。ネットでの盛り上がりやコミックスの好調な
売り上げを受け、今年1月にはCS放送局キッズステーションでアニメの放送も予定
されていたが、直前になって放送中止となる騒動が起きたのは記憶に新しいところだ。
放送中止となった理由について同局は「諸般の事情」としていたものの、作中の一部の
表現について韓国のネットユーザーが「侮辱だ」と放映中止を求めたことが、原因の
ひとつだったと見る向きが強い。
なお、現在アニメ版は「アニメイトTV」と「モバイルアニメイト」で視聴できる。
(写真)
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そんな経緯を持つ「ヘタリア」だが、9月24日、劇場版の製作がアニメ公式サイトや幻冬舎
コミックスの「ヘタリア 」特設ページで発表された。現時点では「2010年公開予定」という
こと以外は明かされておらず、詳細は今後、アニメ公式サイトやマンガ雑誌「月刊コミック
バーズ」(幻冬舎コミックス)で発表するとしている。
「ヘタリア」は主人公のイタリアを中心に、ドイツ、日本をはじめとした「国」が多数登場し、
交流する作品。第一次・第二次世界大戦といったデリケートなエピソードも描かれており、
ファンの間でも、その扱いについては繰り返し議論が行われてきた。加えてアニメ放送を
巡る騒動もあっただけに、今回の映画化については期待の声と共に、また何かしらの
騒動が起きたりはしないかと、不安視する声も上がっている。
とはいえ、映画化が決定したのは、やはり高い人気があるからこそ。コミックスはシリーズ
累計90万部を突破し(2009年9月現在/幻冬舎コミックス発表)、アニメも現在第2期に
突入している。ほかにもキャラクターが歌うCDがオリコン上位にランクインしたり、ファン
ブックやドラマCDといった関連グッズが続々登場するなど、「ヘタリア」の周辺は実に
賑やか。
勢いに乗る「ヘタリア」の映画版がどのような作品となるのか、注目しておきたいところだ。
ソース:Narinari.com
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