09/09/24 19:04:15
上海ガニ好きの2歳の幼女に第2次性徴が…
「えっ?うちの子、胸大きくなってない?」…汪さんは2歳になる娘、チチちゃんの体の異変に気づき、
病院へ連れて行きました。検査の結果、チチちゃんにはすでに第2次性徴が現われ始めていて、
その理由が「カニ」である可能性が高いことが分かったのです。
「娘さんが避妊薬やホルモン剤を誤って飲んでしまったことはありませんか?偏食はありませんか?」
「ないです、ありませんっ。ジャンクフードや油っぽいものは食べさせてないですし。
…カニが好きなのでカニはよく食べさせてますけど」
「それだ、おそらく」
検査の結果、2歳のチチちゃんの骨格はすでに4歳程度まで発達しており、子宮や卵巣などの
生殖器も大きくなり始めていることが分かりました。そこで検査を行った医師が汪さんに訪ねたところ、
チチちゃんの好物であるカニが原因として最も疑わしいという結論になりました。ここでいう「カニ」は、
「上海蟹」として有名なシナモクズガニで、現在市場に出回っているカニの多くは養殖ものと
いわれています。一部飼育業者は蟹の成長を促すために成長ホルモンを混ぜ込んだ飼料を
与えており、チチちゃんがたくさん食べたカニの中にも「ホルモンガニ」が多数まぎれていた
のではないかというのが医師の見立てです。
すでに「青春」が始まってしまったと診断されたチチちゃんには、今後身長があまり伸びない
心配もあるといいます。平均的に、女性は初潮前の2~4年間に 20~25センチほど背が伸びる
といわれています。すでに第2次性徴の現われが始まっているチチちゃんは、このままでは
4~5歳で初潮を迎えることになると見られ、現在93センチの身長は初潮後に多少伸びたとしても
140センチには届かず、それ以上は伸びないだろうとのことです。
チチちゃんを診察した上海の復旦大学付属医院小児科には「性早熟」の子供が毎日5~60人は
やってくるとのことで、1日に1人も患者が来ない日があった十数年前とは隔世の感があると
同科の羅主任が語っています。また、羅主任は、カニに限らず、他の肉や魚、冬のトマトやスイカ
といった季節はずれの野菜・果物などにも成長ホルモンが使われている可能性があり、
それらを摂取し続ければ「性早熟」になる、と指摘しています。
現在チチちゃんには成長ホルモンをコントロールする薬物投与と、食事管理による治療が
行われているそうです。「チチが普通の女の子と同じように、少しずつ成長できるようになってほしい」
と母親の汪さんは祈っているとのことです。(健康時報9月14日付の記事より)(編集担当:柳川俊之)
サーチナ 2009/09/24(木) 09:54
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