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一部の富裕層の間で横行していた兵役逃れが一般人の間でも増え、年を追うごとに手口が巧妙に
なってきていることも問題だ。1960年代には、入隊の年齢制限(満30歳)を過ぎた後、「長期間の待機
に伴う召集免除」などを理由に入隊を逃れるという手口が多く使われた。その後、70年代から80年代
にかけては、肺結核、慢性肝炎、椎間板ヘルニア、精神疾患などを装ったり、体重を急激に増やしたり
減らしたりする手口が、また90年代には長期間海外に滞在することにより、入隊の年齢制限を過ぎて
免除されるという手口が使われた。そして2000年代に入ると、身体検査の対象者のCT(コンピュータ
断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)検査の結果を入れ替えたり、企業の兵役特例制度を悪用
するケースが目立つようになった。
(終)