09/09/22 10:35:54
甲府市は、市内在住の外国人とともに国籍に関係なく住みやすい地域づくりを進めようと、市多文化共生推進計画を策定した。
外国人の社会参画促進や多文化共生推進のための人材育成、行政サービスの向上に向け、54の施策を推進していく。
計画は2009~15年度を対象期間とし、「すべての人に住みよいまちづくり」を基本理念とした。社会参画促進に向け、外国人市民
同士の連携を深めることを目的とした外国人市民会議(仮称)の開催や各種委員会委員への外国人の登用を計画。人材育成・活用
では、人材育成研修・講座の支援や外国語講座の開催、通訳・翻訳ボランティアの人材バンク拡充などを盛り込んだ。
一方、多言語による緊急医療ブックの配布、児童・生徒のための学習サポーターの派遣など、医療や学校教育などの面でも、外国人
住民にとって住みよい環境整備を目指すことにしている。
市は計画に基づく第1号の事業として8月30日に「外国人のための無料相談室」を開設。弁護士や入国管理局、労働基準監督署
の職員らを一堂に集め、通訳スタッフも用意して外国人からの相談に応じた。
甲府市の外国人登録者数は08年3月末現在で5581人と19年前の約5倍に増えている。国籍別では中国、韓国、ブラジルの順に
多く、上位3カ国で全体の約7割を占めている。
ソース(山梨日日新聞) URLリンク(www.sannichi.co.jp)