【論説】櫻井よし子氏…民主党政権発足は、日本の衰退を決定づけないか。米国は中国と連携深め、日本は両国の深い谷間の底に落ちる[9/21]at NEWS4PLUS
【論説】櫻井よし子氏…民主党政権発足は、日本の衰退を決定づけないか。米国は中国と連携深め、日本は両国の深い谷間の底に落ちる[9/21] - 暇つぶし2ch1:諸君、帰ってきたで?φ ★
09/09/21 09:32:41
 ■日本の衰退を決定づけないか

 政権交代で実現した鳩山内閣に国民は7割を超える支持を与えた。「政治が変わる」ことへの期待感の大きさゆえである。

 たしかに政治も、国際社会での日本の地位も変わるだろう。しかしそうした変化が、必ずしも日本と日本国民の名誉と幸福を意味する
とは思えない。むしろこのままいけば、民主党政権は日本の衰退を決定づけると思えてならない。
(中略)
 ≪米欧諸国での不条理な動き≫

 私たちはすでに、奇妙で不条理な幾つかの動きを米欧諸国で見てきた。米国下院は事の真相を確かめることもなく、慰安婦問題で
日本非難の決議を採択した。カナダは、「南京大虐殺」など日本の「蛮行」を詳述した教科書を導入した。欧州でも同様の動きがある。
受け容(い)れ難い捏造(ねつぞう)に基づく日本非難の歴史観と、拭(ぬぐ)い難い対日不信が国際社会に広がりつつある。

 慰安婦決議のマイク・ホンダ氏に見られるように、この種の一連の動きの背景に中国共産党の戦略、戦術があると考えてよいだろう。
中国が表で展開する微笑外交と裏で進める反日情報戦略の結果、日本は、自由、民主主義、国際法、人権と人道などの価値観を
共有する欧米諸国から厳しい批判を受けるに至った。中でも米国は同盟国だ。本来ならば、より良い世界を構築するために手を携え、
協力し、助け合うべき間柄だ。

 日本が非難の矢面に立たされるのとは対照的に、チベット人やウイグル人を虐殺し、人間にとって生きる価値の根本をなす自由を阻害し、
およそすべての意味で価値観の相容れない中国が、いまや、微笑を湛(たた)えて、米欧諸国のパートナーとなっているのである。

 中国は日本の前に「貶(おとし)めの壁」を築き上げた。その壁を打ち破ることが日本にとっての重要な課題となっている。外交でもビジネス
でも、日本は本題の前に、歴史について説明しなければならない立場に立たされている。面倒であり、摩擦の元凶だとして説明を避ければ、
中国の主張を認めることになる。だが、日本が説明しても弁明だと受け止められてしまう。状況は非常に厳しいのだ。
(中略)
 ≪米中両国の深い谷間の底に≫

 日本が日米関係を必要とするように、米国も必要としているのか。日米同盟が日本の国益にとって重要なように、米国にとっても重要
なのか。自民党政権は、日本の命脈に関(かか)わるこの点を十分に考えてこなかった。対策を講ずる能力を決定的に欠き、自衛隊を
真っ当な軍隊として位置づけることも、集団的自衛権の行使に踏み込むこともしてこなかった。一方的な米国依存で、米国の顰蹙
(ひんしゅく)を買った。歴史問題においても、反発を恐れるあまり、十分な説明と丁寧な自己主張を避けてきた。これでは日本は信頼
されない。

 だが、民主党政権には日米関係を深め、緊密化する考え自体が欠けている。東アジア共同体を推進し、中国にシフトするかのような
鳩山由紀夫首相の主張はすでに米国に対日不信を抱かせている。「日米対等」を謳(うた)う岡田克也外相は、日本が自前の軍事力で
自身を守れる国になることで対等の域に近づこうとするのではなく、米国に注文をつけることに重きを置いている。

 このような民主党政権であれば、米国は同盟に疑問を抱き、中国との連携を深める道を選ぶだろう。米国の中国重視がすでに明らかな
いま、中国の最も望んでいた日米同盟のなし崩しと日本の地位の下落を、鳩山民主党が先頭を切って加速させようとしているのである。
民主党が米中の緊密化に正当性を与えようとしているのである。結果として、日本は米中両国の影に染まった深い谷間の底で、誇りなき
姿で蹲(うずくま)り続けることになるのではないか。私はそのような事態の出来(しゅったい)を憂えている。

ソース(MSN産経ニュース、正論・櫻井よし子氏) URLリンク(sankei.jp.msn.com)


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