09/09/19 12:34:37
国家負債の増加ペースが尋常ではない。韓国政府が四大河川事業と親庶民政策、
道路建設などのさまざまな景気対策を同時多発的に打ち出し、国家財政が急速に
悪化している。昨年9月以降の世界的な金融危機や世界経済の大不況という非常事
態に直面し、韓国政府が大規模な財政出動を行うことは避けられないが、ここで財布
のひもを締めなければ国家債務が雪だるま式に膨らみ、経済にさらなる悪影響を与
えかねないというのが専門家の見方だ。
外国でも韓国の財政赤字の増加ペースが他国に比べ目立って速いという事実に注
目している。韓国は国内総生産(GDP)に占める財政赤字の比率が今年の3.2%から
来年には4.7%へと上昇する。G20(主要20カ国・地域)のうち、財政赤字の拡大幅は最
大になると見込まれる。
■李明博政権でも急増する財政赤字
韓国の国家財政が急速に悪化し始めたのは、分配主義を掲げた盧武鉉(ノ・ムヒョ
ン)政権期だ。盧政権初期の2003年に165兆7000億ウォン(約12兆5600億円)だった
国家債務は、07年には298兆9000億ウォン(約22兆6600億円)にまで増え、300兆ウォ
ンに迫った。盧政権は07年を除く毎年、景気対策を目的とした追加補正予算を平均
4兆ウォン(約3030億円)規模で編成した。その結果、国家債務が目立って増え、GDP
に占める政府債務の割合は30%台に達した。
李明博(イ・ミョンバク)政権は昨年の発足当時、財政状況を政権末期の12年までに
均衡させると宣言した。しかし、世界的な金融危機でむしろ財政赤字が膨らんだ。今年
は景気対策のために28兆ウォン(約2兆1200億円)規模の追加補正予算を編成し、国
家負債は昨年より57兆7000億ウォン(約4兆3700億円)も増えた。これは、盧政権での
年平均増加規模(約30兆ウォン)の2倍に相当し、年次別では過去最大だ。GDPに占め
る政府債務の割合も35.6%に跳ね上がった。
>>2に続く
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