09/09/16 20:05:09
遊漁船事件/台湾の海巡隊員、日本側に力で押さえつけられる
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「福爾摩沙酋長二号」の事件で、台湾と日本の海巡署(*1)・海保の職員が十数時間にわたって
対峙していたが、海巡署は15日夜、銃を携行した蘇澳海巡隊の2人が漁民保護のため
船に乗り込んだ際、日本側職員に押さえつけられたという。
これは両国の相互信頼の原則を損なうもので、外交ルートを通じて日本側に厳正な抗議を
表明する予定だ。
海巡署海巡防総局の林星亨副総局長は15日夜、蘇澳海巡隊でことの経過を説明した。
台日の職員は船をめぐって対立し互いに譲らず、それぞれ応援を呼んでいた。
13日日中、日本の海上保安庁はまず5人の非武装職員を船に乗船させ、
台湾の連江艦はそれに続いて2名の銃を持たない隊員を乗船させた。
その晩、日本はさらに9人の武装職員が応援にかけつけ、状況をコントロールしようとした。
その後、蘇澳海巡隊6001艇の隊員、王健明と陳慶鐘が14日に90式拳銃(*2)を持って
乗船しようとしたところ、船上の空気が一気に張り詰めた。
王健明がまず甲板上で押さえつけられ、日本語が喋れた王は身分を説明し、
乗船したのは台湾の釣り客の状況を確認するためだと強調した。
また、日本側に大事に扱うよう求め、日本の武装職員もようやく彼を解放した。
この時、陳慶鐘も乗船した際に、右手に銃を持っていたため日本の職員に
銃を抜いたと思われ、彼もまた甲板上で抑えられた。
陳によると、乗船時に船が激しく揺れていたため、銃を落とさないようにするため
手にしていたといい、思いがけず誤解を与えてしまったという。
しかし日本側はすぐに4人を乗船させ、双方の船上での人数比は、18対4になった。
林星亨は、日本側が乱暴な手段で台湾の海巡隊員と対峙したことを非難し、
双方の友好を損なうものだとして、海巡署として大きな不満を表明した。
★ ソースは、自由時報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
URLリンク(www.libertytimes.com.tw) (中国語・繁体字)
★ 訳註。
(*1) 行政院海岸巡防署の略称、日本の海上保安庁に相当する。
(*2) 原文(九〇手槍)まま。正式名称かどうかは不明。
★ 関連スレ。
【尖閣諸島】海上保安庁の巡視船、台湾籍の漁船に対し乗船検査 台湾側も艦艇を派遣し睨み合いに[09/14]
スレリンク(news4plus板)
とか。
★ 外交部のプレスリリースは、>>2-3とかで。