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記事入力 : 2009/09/15 09:23:43
民主政権：ハト山氏「正祖のような政治を行う」（上）
イ・ソジンと対面
「韓流外交」復活か。
日本の民主党のハト山由紀夫代表が14日、韓国の俳優イ・ソジンと面会した。自分の事務所で、与党ハンナラ党の
チョン・モンジュン代表からのメッセージを持参したイ・ソジンの表敬訪問を受けたのだ。
だが、形式とは関係なく、日本の事実上の最高権力者が、首相への就任を前に外国のタレントと面会したのは異例の出来事だ。
イ・ソジンによると、ハト山代表は「（朝鮮王朝第22代国王）正祖のような政治を行っていく。
正祖の政治のやり方を見習っていきたい。今までにない新しい政治を行っていこうと思う。
ドラマを見て勉強し、改革に取り組みたい」と語ったという。
朝鮮王朝時代の国王の名を突然口にしたのは、正祖による改革をテーマにしたドラマ『イ・サン』が現在、
NHK衛星第2テレビで放送されているためだ。イ・ソジンはこのドラマで主役を務めている。
ハト山代表はまた、「早くお会いできればと思う」というチョン代表のメッセージをイ・ソジンから伝えられたのに対し、
「近いうちに韓国を訪問し、論議を交わしたいと思う」と答えた。同席したハト山代表の妻、幸さんも「（プレゼントされた）
『イ・サン』のDVDに字幕があれば、字幕を見ながらハングルを勉強したい」と話した。幸夫人は韓流ファンということが、
韓国メディアで紹介されている。
一方、ハト山代表は今月12日夜、幸夫人とともに、東京・六本木にある韓国料理店「大使館」へ行き、ヘムルタン（海鮮鍋）や
ヘムルジョン（海鮮入りの韓国風お好み焼き）などを食べた。プライベートな場だったが、翌日にフランスの有名ベーカリー
「メゾンカイザー」でパンを購入したという話と共に、日本メディアに報じられた。
東京の外交消息筋は「韓国との関係を意識した、意図的な行動のようだ」と語った。
民主政権：ハト山氏「正祖のような政治を行う」（下）
日本で本格的な「韓流外交」が行われるのは2回目だ。2006年に就任した安倍晋三元首相の妻、昭恵さんも
パク・ヨンハのファンだった。韓国のドラマを見るために、ハングルも少し勉強したという。
このことが韓国メディアで報じられるや、小泉政権下で悪化した韓国の日本に対するイメージが急変した。
当時、日本政府の外交関係者は「10月に（安倍）首相夫妻が韓国訪問を予定していたため、昭恵夫人の下に韓流の専門家を派遣し、
特別講義を行った」と語った。昭恵夫人は来韓した際、小学校で国語の教科書を、流ちょうな韓国語で朗読し、拍手喝さいを浴びた。
安倍首相もまた、ノ・ムヒョン大統領（当時）主催の夕食会で「妻が韓流ファンだというのに、わたしが韓国に対し、
関心がないわけがない」と述べた。
この関係者によると、日本政府が意図的に「韓流」を強調したのは、小泉純一郎元首相の「失策」のためだ。「小泉首相は就任直後、
韓国の外交官に“キムチは嫌いだ”と話し、これが韓国へ伝わったことで、“小泉＝嫌韓”というイメージが広がったといわれる。
これは予想外の反応だった。韓国人の感情をまったく理解できなかったというわけだ。
外務省は当時、こうしたイメージが靖国神社への参拝と共に、韓国との外交を困難に陥らせる決定的な要因となった、と判断した」
というわけだ。
このため、安倍首相は靖国神社への参拝を取りやめ、意図的に「韓国が好きだ」と強調する手法を取った。
だが、安倍政権の「韓流外交」は、米国議会が07年、旧日本軍の従軍慰安婦問題を非難する決議案を採択したため、歴史認識をめぐる
対立が深まり、一瞬にして有名無実化してしまった。昭恵夫人の役割も一気に弱まった。
東京のある外交消息筋は「ハト山代表が第1の外交課題として掲げているのは、ロシアとの間の北方領土問題だ。
少なくとも、この問題が解決されるまでは、（同様に領土問題を抱える）韓国とは特に摩擦が起こることはないだろう」と語った。
最近の「韓流」を意識した行動には、政治的な意図が反映されているというわけだ。
東京＝ソンウ・ジョン特派員
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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