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記事入力 : 2009/09/15 08:22:26
サムスン電子、太陽電池市場への本格参入宣言
サムスン電子は14日、京畿道の器興事業所で30メガワット規模の太陽電池研究開発ラインの稼働式を行った。今後の経営を支える
新規事業の一つとして、これまで研究を進めてきた太陽電池事業に本格進出を宣言した形だ。同社は「量産に向けた準備作業として、
開発ラインの稼働を開始した」と説明した。
世界の太陽電池市場は1995年以降、年平均33％以上のペースで急成長しており、将来が有望な事業分野だ。
市場調査会社グリーン・テク・メディア（GTM）は、世界の太陽電池市場が今年の5.1ギガワットから来年は10.5ギガワットへと
成長するとみている。07年現在で、世界の太陽電池市場は、
ドイツのQセルズがシェア9.1％（389メガワット）で1位、
日本のシャープが8.5％（363メガワット）で2位、
中国の尚徳太陽能電力（サンテックパワー）が7.9％（336メガワット）で3位
を占めている。
韓国ではシンソン・ホールディングスなど中小企業3－4社が生産体制を整え始めた段階だ。
太陽電池の量産には半導体、液晶パネルの技術を生かすことができ、生産工程も似ている。
このため、半導体と液晶パネルで世界1、2位を争う韓国企業は、今後市場で重要な一角を占めることが可能との評価を受けている。
サムスン電子は05年ごろに太陽電池事業を新規事業の一つとして定め、これまで市場の状況を見守った上で、今回研究開発ラインを
稼働させた。
同社は「これまで液晶パネルと半導体で蓄積した技術力を生かし、研究開発ラインの国産化率を85％まで引き上げたい」としている。
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