09/09/14 15:26:28
釣魚台で漁船保護 我が国の艦艇が日本と対峙
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釣魚台(*1)海域がまたしても紛糾した。
13日夜、台湾の漁釣船、福爾摩沙酋長二号が日本の海上保安庁の巡視船によって
乗船検査を受けた。海巡署(*2)は連江艦(*3)など4艦1艇を派遣して船を保護、交渉を行い、
外交ルートを通じて解決し、海巡署が釣船を引き受け護送することを求めた。
深夜の時点で双方はまだ対峙したままだ。
基隆籍の漁船、福爾摩沙酋長二号は13日20時10分、基隆北西の暫定ラインの外4.5kmのところで
海上保安庁の船によって越境操業を行った疑いで乗船検査を受けた。
福爾摩沙二号は、暫定ライン内の我が国の域内で操業していたと主張し、
海巡署は漁業ラジオ局の通報を受けてただちに附近にいた連江艦を送った。
連江艦はボートを下ろして海巡隊員を福爾摩沙酋長二号に送り、
日本側と乗組員の解放を協議したが結果は出ていない。
海巡署は北部機動海巡隊にただちに謀星艦、基隆艦、花蓮艦など、および6001号巡防艇の
応援を求めた。
我が国の漁船が暫定ラインの内側で操業していたのであれば、海巡署は全力でこれを保護し、
日本もまた理性ある譲歩を行う。双方はホットラインで連絡を保持し続けており、
衝突が発生するような状況にはなりえない。
亜東関係協会の粘信士副秘書長は、「14日0時の時点で、日本の海上保安庁の艦艇と
まだ睨み合いが続いたままだ。海巡署の報告では、日本の追跡行動は抑制されたところがあり、
福爾摩沙酋長二号と衝突したりはしていない。海巡署は日本の艦艇と交渉し、
速やかに福爾摩沙酋長二号と帰国し、この訊きに幕を下ろしたいと考えている」と話す。
また、亜東関係協会の陳調和秘書長は、駐琉球代表処(*4)の李明宗処長とともに、
近日中にも東京に出向き、昨日得た情報について、すぐにでも日本側と協議するという。
(09/14 07:50)
★ ソースは、聯合報 [台湾] とかから訳。
URLリンク(www.udn.com) (中国語・繁体字)
★ 訳註。
(*1) 尖閣諸島の台湾での呼び名、釣魚台列嶼から。原文まま。以下同じ。
(*2) 日本の海上保安庁に相当する組織。行政院海岸巡防署。
(*3) 海巡署の艦艇の名前。700t型。
(*4) 原文まま。ただし、公式な名称は「台北駐日経済文化代表処那覇分処」。