09/09/13 12:49:21 NLpTenQr
>>704
「置き本」商売は都で人気の出た物語を版元が増刷して
だぶついた在庫を数種類まとめて、都から遠く離れた山奥の
村の庄屋などの屋敷に置いてお金を貰ってた。
庄屋さんの子供などが字の読めない小作人やその家族などに
読み聞かせたりし、簡単な読み書きなども教えてたので
自分で読める者もいたらしいです。
なお、人気の去った物語の版木は地方の版元に払い下げ、増刷
されてたそうだ。
紙が貴重であった時代、朝鮮金属活字の組版よりも日本のページ
ごとに制作されてる木版の方が増刷し易く、これが江戸時代の識字率
アップを支える要因となった。