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>>1の続き
◇「忍耐心を持って信頼を築く」
日本輸出市場から入ってくる話がすべてが悲観的だというわけではない。 LG電子は今
年、日本国内での携帯電話販売目標を昨年より3倍多い150万台に設定した。 日本消費
者の趣向と心理を顕微鏡のように分析した後に出した日本市場専用携帯電話モデルが現
地で注目されているからだ。
チョコレートフォンなどグローバルヒット製品を持っていったが、部品はもちろんデザイン
も大きく改めるなど、徹底的に現地化を図った。 LG電子日本法人のキム・ドンゴン・マー
ケティング担当は「日本消費者は文字より電子メール機能を好んで使うため、液晶画面を
グローバル標準の3インチから3.2インチに拡大し、爪の長い日本人女性が多い点を勘案
してタッチパッドを静電式から感圧式に変えるなど、完全に他の製品を出している」と説明し
た。
今年初め「ユニバース」モデルで日本高級バス市場に飛込んだ現代車は10台の試乗用
バスを日本全国で運用している。 時間がかかってでも、現地の高速バス業界に直接品質
と耐久性をテストしてもらうためだ。 現代車商用車販売担当のイ・ジョンドク次長は「カップ
ホルダーの形にまでこだわる日本の顧客のためにさまざまなオプションが可能になるよう
生産ラインを新しく整列し、現地業者と整備サービス契約も結んだ」と述べた。
専門家らは「円高現象が定着し、日本製造会社がバイブルのように守ってきた‘日本国
内現地調達原則’が少しずつ崩れつつあるのはプラスの信号」と話す。
チョ・ドゥソプ教授は「日本では完成車よりも乗用車部品モジュール市場の進出を本格検
討するほうがはるかに現実性ある」と助言した。 KOTRA(大韓貿易投資振興公社_のシ
ン・ファンソプ東京センター長も「日本産業界では最近上昇している物流費の節減に関する
議論が活発になっている」とし「慶尚南道(キョンサンナムド)・釜山(プサン)地域の部品・
素材会社は距離的に日本企業に比べても不利でない点を集中広報する必要がある」と述
べた。
日本でBBクリーム販売ブームを起こしたハンスキンのイ・ジュヒ・マーケティングチーム
長は「包装紙の言葉一つひとつまで注目する厳しい日本の消費者を攻略するには日本市
場の状況と顧客の趣向を熟知した現地の専門輸入・販売業者と手を結ぶのも一つの方法」
と語った。