09/08/26 17:28:02
25日午後5時に打ち上げた宇宙ロケット「羅老(ナロ)」が人工衛星を目標軌道に乗せるのに失敗したことを受け、
保険金が出るかどうかに関心が集まっている。
しかし保険業界では「保険金を受けられる可能性は全くない」というのが大半の意見だ。
韓国航空宇宙研究院は保険に加入しているが、正常軌道に乗せられない場合は保険内容に含まれていない。
保険業界によると、韓国航空宇宙研究院は三星(サムスン)火災など10の損害保険会社コンソーシアムと
「発射前総合機械保険契約」「宇宙損害賠償責任保険契約」を締結した。
航空宇宙研究院が加入した「発射前総合機械保険」の保険料は3億6000万ウォン(約2800万円)、
総保険価額は1400億ウォンで、「宇宙損害賠償責任保険」の保険料は5億8000万ウォン、
総保険価額は2000億ウォンだ。
発射体および人工衛星関連保険は段階別に3-4種類という。まず発射体と衛星が組み立てられて
移動・設置される前に発生しうる財物損害を担保する「発射前保険」と、ロケットが点火され正常軌道に
入るまでの危険を担保する「発射保険」が主な内容だ。
それ以外に衛星が実際に運用されながら財物損害が生じる場合を担保する「軌道保険」、
発射体が予定の公海上ではなく陸地に墜落して人命・財産上の被害が発生する場合を
担保する「宇宙損害賠償責任保険」などだ。
しかし航空宇宙研究院は「発射保険」と「軌道保険」は保険料が高いため加入していないことが分かった。
したがって発射体が成功し、飛行過程で財物および人命被害が発生しなかったため、
保険会社には保険金を支払う事由がない。
結局、保険契約時の補償範囲に含まれないため保険会社が支払う保険金は一銭もない、
というのが保険業界の関係者の大半の意見だ。
アジア経済/中央日報 Joins.com
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