09/08/18 02:35:15
韓国でも新型インフルエンザ(H1N1型)による死亡者が二日連続で二人発生し、再びその恐怖が
高まっている。
保健福祉家族部の中央インフルエンザ対策本部は16日、「新型インフルエンザと急性呼吸促迫症
候群(ARDS)の治療を受けていた63歳の女性(ソウル市在住)が、呼吸困難と多発性臓器不全で
今日午前に死亡した」と発表した。
15日にも56歳の男性患者(慶尚南道在住)がタイ旅行から帰国後、新型インフルエンザ感染による
急性肺炎と敗血症で死亡している。
だが、インフルエンザウイルスは寒くなるほど活動が活発になる。これから秋に向かうことや、新型インフル
エンザ予防ワクチンが11月以降にならないと出回らないことから、感染の「恐怖」がいっそう高まっている。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、15日現在、世界の新型インフルエンザ感染者は22万
7562人に上り、死亡者も少なくとも2073人に達しているという。しかし、韓国では5月2日に初めて新型
インフルエンザ感染者が発見されて以来、2089人の患者が発生したが、死亡者はおらず、「風邪ほど
でもないのではないか」と一安心していた状況だった。
問題はこれからだ。まず、夏場にもかかわらず、患者数が急速に増えている。夏休みシーズンで海外
旅行客が増え、7月中旬以降は学校・軍・集団行事などで感染源が分かりにくい「地域社会」感染者
が増え、1日数十人ずつ患者が発生している。
その上、夏が終わり、秋になって、冷たい風が吹くようになると、ウイルスが増殖しやすくなり、感染者数
が大幅に増える可能性が高い。このため、「本当の大流行」の段階に入るのは今年秋からと考えられて
いる。
高麗大学医学部のキム・ウジュ感染内科教授は「暑く湿度が高い夏はウイルスが弱っているが、
肌寒くなり乾燥する秋は増殖のスピードが速まる。現在冬の南半球の状況が、今秋以降の北半球の
状況を示している」と話している。
間もなく夏休みが明けるのも、新型インフルエンザの危険を拡大させる要因だ。キム教授は「夏休み
明け以降、新型インフルエンザは学校で大流行する可能性が高い。感染した生徒・学生たちが家に
帰り、高齢者や体が弱い人などにさらに移してしまったら、重症患者が続出する可能性もある」と懸念
している。専門家は「最も効率的な対策は、予防ワクチンを接種し、免疫性を確保すること」と言って
いる。手を洗い、せきをするときは口を覆い、人込みには行かないなど、生活上の規則を守ることだけで
は100パーセントの予防が難しいためだ。
しかし、ワクチン接種ができるようになるのは11月以降。韓国の学校はほとんどが8月末に夏休み明け
を迎えるが、9月に入ると急速に涼しくなり、10-11月には新型インフルエンザが流行する可能性が高い。
そのため、ワクチンが出回る11月より前に大流行してもお手上げ状態になるしかなく、それ以降にワクチン
が出ても手遅れになるかもしれないというのだ。
(>>2-5あたりに続く)
URLリンク(www.chosunonline.com)
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