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▲日本の売春婦がアメリカ合衆国戦略爆撃調査団の一員とポーズを取っている。戦略爆撃調査団は
速かに日本に派遣され、戦争当時空襲による効果を評価した。<ミノン社提供>
東京のみすぼらしい通りが見下ろせる。この前復旧した真っ黒な汽車が過ぎ去る。線路のそばの高
い建物の欄干にはツーピースの水着姿の女性が横になっている。濃い化粧をした目と口は堅く閉じら
れている。エロチックでなければならない雰囲気は影も形もなく、なぜか悲しくて作為的なにおいが濃
い。戦後日本の写真家、林忠彦の作品はそのように当時の時代の雰囲気を伝えている。
「売春婦になって良いことなどないでしょう。それでも戦争で一家親戚がみな職を失ったら、どうやって
生活したらいいの?好きこのんでこんなことをする人がいるはずはない」十九才の売春婦のインタビ
ューが国営ラジオ電波に乗るや日本は衝撃を受ける。努めて無視しようとした売春婦の人生が自分
たちの偏見とは違ったためだ。(中略)
戦後旋風的人気を呼んだ最初のベストセラーは小さい英会話パンフレットであった。敗戦国市民にな
った小川菊松は何をすれば金を儲けられるか考えた。「日本で米国の占領が始まるやいなや人々は
英会話能力を渇望することになるだろう。英会話策を作れば良くないだろうか。」このように誕生した
「米日会話手帳(訳注:日米会話手帳」は一ヶ月だけ市場に出て30万部があっという間に売り切れた。
1945年末までは何と350万部が売れた。日本の人々は会話の本を通して征服者らを迎える万全の準
備を終えた。
新刊「敗北を抱きしめて」ジョン・ダワー著・ミノン社編集)は第2次世界大戦後の日本と日本人に光を
当てる。敗北を通じて現れる自己憐憫と否定、克服過程が含まれている。韓国の立場では「近くて遠
い国」の日本の戦後の姿を通じて「理解できない彼ら」の本音を少しはのぞき見ることができるはずだ。
著者は戦後、日本の書籍と雑誌、公文書、検閲ガイド、歌詞、漫画、日記、新聞の小さい読者投稿欄
まで渉猟して多様な日本人の感情を表わした。1972年、米国ハーバード大で史学科極東言語で博士
学位を受けた彼は主に戦後日本の歴史について研究してきた。
著者はドイツが徹底的に戦争責任を担わなければならなかった反面、日本は同じ敗戦国だが責任を
努めて回避できた理由を勝者と敗者の力学関係に求める。
当時マッカーサー将軍の「スーパー行政府」は日本に対する統制権を行使して、政治的に利用するた
めに日王制を容認してしまう。戦争の道徳的責任の元凶の日王を中心に日本官僚制にあうようにし
たのだ。日王に媚びに近い態度を見せる勝者の姿に、普通の日本人たちは「自分たちの悪行をもう
忘れてもかまわないだろう」とする根深い指向を強化させることになったのだ。
戦争の元凶が免罪符を受けている状況で日本人は廃虚の中、再建を着々進行させていた。本格的
な改革の主導者に浮上した中間層官僚、売春婦と闇市商人らが作り出した独特の敗戦文化、あらゆ
る分野の出版物などの変化が目立つ。根がなくぜい弱だったが占領国米国も占領された日本も驚く
ほど民主主義と資本主義の基礎が立てられていたのだ。
ムン・イルホ記者
ソース:毎日経済(韓国語) '戦犯'日本が罪を忘れた理由は
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