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(写真)
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滋賀県教育委員会に要望書を提出する青年会
韓日友好へアプローチ
2010年度から公立中学校で使用される教科書採択の年を迎え、青年会は「新しい
歴史教科書をつくる会」主導の歴史教科書が採択されないよう、民団、市民団体とも
歩調を合わせ、取り組みを強化しています。
特に、栃木県大田原市、東京都杉並区、滋賀県、愛媛県など、05年に扶桑社の
教科書を採択した地区教育委員会に対して、望ましい歴史認識に基づく教科書が
採択されるよう要望活動を続けてきました。
「つくる会」系教科書は、先の侵略戦争を「アジア解放のための大東亜戦争」と賛美し、
日本の植民地支配と侵略の歴史を美化しています。
私たちは、日本の子どもたちには偏狭な自国・自民族優越史観を、また同胞の子ども
たちには民族的劣等感を誘発するような教科書が公教育の現場で使用されることを
容認できません。
しかし、残念ながら、既に大田原市教育委員会は去る7月9日に「つくる会」系教科書を
再び採択してしまいました。
今後、8月末までに全国各地で採択結果が明らかになります。「つくる会」系教科書が
採択された教育委員会への抗議活動を即時に実施する必要があると考えています。
市民との交流で相互理解を促進
青年会は「つくる会」系教科書を採択しないよう全国的に要望活動を実施しています。
一方で、青年会は単に抗議や反対の意思表示をしていくだけでなく、別の角度から
韓日友好のための建設的なアプローチを行うことが必要だと考えています。例えば、
05年に大田原市教育委員会が「つくる会」教科書を採択して以来、行政主催の
カルチャースクールで韓国語を学ぶ地元市民とハングルカレンダーを用いて交流
する機会を持ち続けています。こうした活動を地道に続けていくことで明るい未来が
開けていくと信じています。20世紀は戦争と暴力の世紀でした。自国・自民族優越主義
といった偏狭なナショナリズムの高揚が、かつてない大規模な悲劇をもたらした。21世紀
は多様な価値観を認め、互いが尊重し合う「共生」の時代とすることが私たちの使命です。
西ドイツのワイツゼッカー元大統領は「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在につい
ても盲目となる」と述べました。過去を直視し、その上で未来志向の韓日友好関係が
築かれることを願ってやみません。
その意味で韓日の狭間で生きている私たち在日韓国人が、韓日友好の「懸け橋」的役割
を地域でしっかりと担いたいと思います。
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ソース:(2009.8.15 民団新聞)
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