09/08/13 18:22:01
中国で「インド分裂させろ」の声、インド紙「中国政府が黒幕」
中国のインターネットで最近、「インドを分裂させろ」との声が高まった。インド紙「エコノミック・タイムズ」
(電子版)は、「背後に中国政府の意向がある」と非難した。12日付で環球時報が伝えた。
「エコノミック・タイムズ」によると、中国で「インドを分裂させよ」との主張が増える発端になったのは、
中国国際戦略研究所が運営するウェブサイト「中国戦略網」に掲載された論説。
「インドの周辺諸国と連携して、インドを20-30の独立国に分裂させよ」と主張した。
「エコノミック・タイムズ」は、「中国当局の同意がなければ、この種の文章は発表できない」として
非難した。一方、インド外務省の広報官は「個人の意見であるようだ。中印関係に関する中国政府とは
異なる立場で書かれている」と述べた。
環球網によると、「中国戦略網」の責任者は、同サイトは民間の運営だと説明。問題視されたのは
「バングラディシュを起点に、インドをつぶせ」との題名の文章だが、一般ユーザーの投稿だと述べた。
また、「インドを分裂させよ」と主張する個人投稿は、数年前から中国の各サイトで掲示されていたという。
「中国戦略網」は13日午前までにアクセス不能になった。閉鎖された可能性が高い。
中国のインターネットでは「閉鎖されたのか?」、「どうしてだ」などの声が相次いでいる。
中国人ジャーナリストによれば、「中国戦略網」は知名度もそれほどなく、
影響力があるサイトではなかった。(編集担当:如月隼人)
**********
◆解説◆
自由主義諸国の基準からすれば、中国では言論の自由が厳しく制限されている。
しかし、インターネットなどでは事前検閲が事実上不可能で、掲載後に、共産党・政府が
「不都合」と判断してから削除される場合が一般的だ。
ジャーナリストの不正告発記事・ブログなどでは、地方当局レベルの判断で削除され、
後になり中央政府が乗り出し、「社会に取って有益な情報発信だった。削除は正しくなかった」
として対処する場合もある。
全体の傾向として規制は緩和されており、ニュースのコメント欄に共産党批判などが掲載された
ままになっている例も多い。ただし、当局が「手綱を緩めた」といっても、手元は「しっかりと握っている
状態」で、「政権にとって危険だ」と判断すれば「突然、引き締める」ことも大いにありえる。
「中国戦略網」に、インド側の猛反発を招きかねない主張が掲載されたことは、
「中国当局」の意向と考えるよりも「軽視していた」、「注意していなかった」と解釈する方が自然だ。
むしろ、その後になり突然アクセス不能になったことの方が、中国当局の意向に沿ったものだった
可能性が高い。
サーチナ 2009/08/13(木) 13:13
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※依頼ありました(依頼スレ117、>>792)
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