09/08/08 10:57:50
外資系の長・短期資金、韓国株式市場で激突
7日の韓国株式市場は、外国人による18営業日連続の買い越しを受け、KOSPI指数が年初来
高値を更新し、昨年8月12日以来の高値となる1576ポイントで引けた。追い風に乗ったかに見える
株式市場だが、実は投資家の利害関係が複雑に絡み合っている。
まるで映画『トランスフォーマー』を見ているようだ。この映画には地球を破壊しようとする外来の
ロボット軍団「ディセプティコン」とそれに対抗して地球を守るロボット軍団「オートボット」が登場する。
地球人も地球防衛軍を結成し、ディセプティコンに対抗するが、単独で地球を守るには力不足だ。
最近の株式市場に当てはめると、地球防衛軍(韓国の国内機関投資家)はなかなか力を
発揮できずにいる。これに対し、オートボット(外資系長期資金)とディセプティコン
(ヘッジファンドなど外資系短期資金)が戦いを繰り広げている。
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◆外資系資金同士の戦い
6日の有価証券市場(メーンボード)では、大引け直前まで外国人が800億ウォン(約63億8000万円)
の売り越しを記録していた。しかし、大引けの10分前に板寄せ方式による取引で外国人は
1000億ウォン(約79億8000万円)以上の買いを入れ、結局は300億ウォン(約23億9000万円)の
買い越しで引けた。
大引け間際に集中した買い注文は、個別銘柄に対するものではなく、時価総額上位の主要銘柄に
一気に買い注文を入れるバスケット売買だった。大信証券のイ・スンジェ研究員は
「ざら場でで売りを入れた外国人は為替や株価の騰落による差益を狙う短期資金とみられる。
それに対し、引け際にバスケット方式で大量の買い注文を入れたのは、年金基金など長期資金の
売買方式だ」と説明した。
このため、小幅下落で推移していたKOSPI指数は、引け際に外国人の買い注文で0.36%の
上昇に転じて引けた。外資系短期資金で下落した相場を外資系長期資金が下支えした格好だ。
最近の韓国株上昇を主導しているのは、外資系資金の中でも長期資金だ。金融監督院によると、
株価が本格的に上昇に転じた今年4月から7月までの4カ月で、外国人は過去最大の16兆5000億
ウォン(約1兆 3200億円)の買い越しを記録した。このうち長期資金に分類される米系ファンド、
米系年金基金、英系証券会社、英系ファンドが買い越し全体の51%を占めた。イ・スンジェ研究員は
「外資系長期資金は国内の経済指標や企業業績に基づき売買を行うため、株式市場では相対的に
安定した投資者だ」と指摘する。
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(>>2以降に続く)
金載坤(キム・ジェゴン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/08/08 09:37:12
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