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担当M（以下M）：過去日本代表は終盤に足が止まってやられました。
果たして今回の日本代表のスタミナは持つでしょうか。
ラモス（以下R）：オシム監督が「走るサッカー」って言ってたからって、それを真似しててもダメですよ。
オシム監督はすごい人だったけど、それを自分で解釈しないとダメ。
基本は人が動くんじゃなくてボールが動くことなんですから。
M：そう言ってもラモスさんは現役時代、かなり走っていたと思いますが。
R：動くタイミングと質と、周りの選手との関係の問題ですよ。みんなが動いていたらダメなんです。
M：具体的にはどんなときに走っていたのですか?
R：僕は前の選手をどんどん追い越していくというのが好きでした。
だから追い越すときは全速力。だけど、その前に止まってるんです。
まず相手の攻撃を受け止めて、そこからゲームを作るのが僕だったから。
相手が攻めてきて、味方がボールを奪って、すぐに僕が寄っていってパスをもらう。
そのときに味方選手、たとえば北澤を見て、空いていればすぐ渡してそこから全速力ですよ。
でも僕が走っているときは北澤とか柱谷が止まっている。
実はそこでとまって待つというのがが重要だったんです。
前の選手が動いていたら追い越せないですし、そこに相手を引きつけられないから。
最初に止まって考えている選手がいるからこそ走る選手が生きるんですよ。
M：でも止まったらそこで潰されそうなんですけど。
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