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奔放、わがまま、毒舌、悪態さまざまあるが、発言・行動に付きまとうリスクを
自分で請け負う覚悟を胸に、人と真正面に向き合っているのなら、それらはたちまち潤滑油。
女優・吉高由里子に先日、４社合同で約２０分の短時間だがインタビューする機会があった。
場所は、吉高が１人で３姉妹を演じるＷＯＷＯＷのドラマ『豆腐姉妹』（７月３１日スタート）の
アフレコをしている東京都内のスタジオ。殺風景な会議室。豆腐姉妹とは、長女絹代（図書館司書で
上司と不倫中）、次女もめん（キャバクラ嬢だがアニメ）、三女由里子（人気女優で吉高自身とダブる）。
記者たちの後方で、番組プロデューサーや宣伝担当者、吉高のマネジャーらが見守る。
吉高と記者の計５人は全員互いに初対面らしく、取材はぎこちない空気で始まったが、
吉高が、ぶっちゃけ口調になって自分の演技を悔やんだりして、すぐに場は和んだ。
その後のいくつかの場面を紹介しよう。
▼場面１
三女の由里子だけはドキュメンタリー風に撮られたそうで、私が「かなり自分キャラ？
素が出てます？」と聞くと、「そ・れ・は、教えてあげません。もうちょっと仲良くなってから」。
意地悪な笑顔でまさかの“お預け”。皆爆笑。
「お、お、教えてくれないんだ、教えてくれないんだ」。言いつつ顔が喜んでしまっている私に、
「最後のほうにまた挑戦してください」と吉高はニコリ。ワンワンッ。
▼場面２
その直後、記者たちの質問がほんの数秒間途切れた時、吉高は「以上？ 終わり？
帰るよ、アフレコあるから」とやにわに立ち上がってみせ、再びその場の全員が大笑い。
▼場面３
別の記者が失礼承知で「不倫の経験は？」。「不倫はない。まだないです」と嫌な顔もせず
「まだ」まで付けて遊ぶ吉高。共演者とのラブホテルでの撮影の様子を面白おかしく語った後、
「あんまり不倫不倫言ってると、あの左奥の女の方（マネジャー）が怖い目で見てるので、気を付けてね」。
さらに、話がドラマのネタバレになりかけると、「あの前のめりのプロデューサーが下唇をかんだので、
言っちゃいけない」。
( >>2-10 あたりに続く )
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