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長谷部の言葉を貼っとくか
内田や香川も体のぶつけ合いから逃げず、当たり強さを身につけることができるかどうかだろうな
「体が細かったし、当たるのがホント嫌で」
「プロに入ってからも、それじゃ駄目だとうすうす気づいてたんですけど、それでも
テクニックでやろうとしてた……」
変化のきっかけは、当時のU-18日本代表の監督を務めていた田島幸三のひと言だった。
「そんなへっぴり腰でやってたら、絶対通用しないぞ」
「『このままじゃ駄目だ』と思って、レッズで練習からガンガン先輩選手たちに当たって、
それで鍛えていくようになったんです」
特別な筋力トレーニングを取り入れたわけではなかった。
「筋トレも多少はやりましたけど、いちばんやったのは練習から当たることですね。
ゲームで使う体の強さというのはサッカーの中でつくものだと僕は思っていたので。
本当に激しく当たっていったから、先輩選手にキレられるのなんか、もうしょっちゅうで、
逆に削られたりもしたけど、そんなの関係なしにやってましたね」
「ドイツに行った当初は本当に力が違って、当たっても岩のようなヤツらばかりだった。
ズンッて感じで痛いんです。でも、技術的なところは、世界との差はあんまり無いと僕は
思ってるんですよ。ただし、技術はフィジカルで抑えられちゃう」
ボディ・コンタクトを忌避すれば、技術は発揮できない。ドイツで遭遇したものは、更なる
強烈なフィジカル・コンタクトだった。浦和時代と同じように、長谷部はチームメイトに体を
ぶつけていった。
「勝てずとも、負けなければ、強い気持をかぶせていけば、技術を生かすことができる」
―[新しい中軸が語る①長谷部誠]文●小齋秀樹(『Number』732号,P35)より抜粋