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音楽業界のエグゼクティブが、上から目線で「音楽はタダという間違った認識が蔓延している」と
発言したことが話題になり、坂本龍一さんが、「季刊 analog&Phile」のweb特別インタビュー
(2009年09月01日掲載)で語った内容が再び注目されている。既存の音楽ビジネスが世界的に
下降線をたどっているのは事実だが、音楽の消費や需要は増えている現状にあって、
これからの音楽の未来を予見するものとして重要な示唆を含んでいる。
レコードやCDというメディアを通して音楽を聴くスタイルは、レコード誕生以後の約100年くらいの
歴史しかない。メディアの誕生と共に現在の音楽ビジネスの仕組みが構築され、ミュージシャンと
その周辺の人たちの生活を支える一大産業となった。しかし、坂本さんは「この100年くらいで
コンテンツはどんどんゼロに近づいている」と指摘。
追い討ちをかけたのは、インターネットを通じた「音楽配信」。パッケージ化されていない音楽データ
のやり取りを経験したリスナーは、既存の音楽ビジネスが時代に追いついていないことを敏感に察知。
というのも、我々リスナーが音楽の対価として支払っていたものは、「実は製造や運搬という
パッケージのためのコスト」(エグゼクティブの人件費含む)だったことが、露わになったのだ。
「音楽はどんどんタダ化が進んで、プライスがゼロに近づく」と語る坂本さんが示す音楽の
次なるかたちは「ライブ」。現在の音楽ビジネスが誕生する以前は、音楽は目に見えないものだった。
「音楽が目に見えない、触れられないデータ化されたものになっている今、もう一度音楽の
おおもとのかたち - ライブへの欲求が強くなっている」。この傾向は非常に面白い変化だと、
坂本さんは語っている。
(>>2以降に続く)
ソース:すごもり(05/08)
URLリンク(www.su-gomori.com)
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★1が立った時間 2010/05/08(土) 18:28:49
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