10/04/22 21:10:12 0
(>>1より)
昭和40年からの巨人の9年連続日本一をヘッドコーチとして支えた牧野茂(故人)も
安倍晋太郎(故人=安倍晋三元総理大臣の父)に国政選挙への出馬を直々に要請された。
加藤六月にしろ安倍晋太郎にしろ、当時の自民党の大物代議士。
当時は牧野、星野両人は抜群の知名度を誇っていたが、自民党の組織を挙げて
バックアップが約束されてもいたから、当選は百パーセント確実視されていた。
「2人とも政治的な野心も関心もあり、出馬に乗り気だった。牧野さんは秘書も
決めていたほどだった。それでも最終的には断念した。理由はいくら球界で人気、
知名度があっても、政治家になれば1年生。ぞうきんがけからやらなければいけないのを
嫌ったとか、プロ野球界でまだやりたいことがあったから、などといわれたが、いずれにしろ
全盛時の自民党に白羽の矢を立てられ、バリバリの幹部に頭を下げられたのだから、
悪い気はしなかったはずですよ」(ベテラン記者)
それに比べると今回の堀内前監督の出馬話は寂しいというか、盛り上がりに欠ける。
それは巨人の人気凋落(ちようらく)と決して無関係ではなかろう。
【テレビもファンも巨人離れ】
4年連続リーグ優勝を狙う巨人だが、人気や話題性はかつてとは比べようがないほど
落ちている。テレビ視聴率も開幕戦のヤクルト戦は11・3%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区=以下同)と昨年(13・3%)を下回り、先週の巨人―阪神戦は2ケタを大きく下回った
(13日8・7%、14日8・5%)。日本テレビの地上波中継数は前年の数(22試合)を確保したが、
これもナイターが減る分をデーゲームを増やしてカバーしただけだ。ラジオも土、日の
ナイター中継から撤退した局もあるし、デーゲームの巨人戦中継を減らした局もある。
しかもかつては巨人OBといえば、ユニホームを脱げば解説者や他球団の
監督、コーチとしてモテモテだったが、それも完全に今や昔の話である。
巨人のブランド価値もガタ落ちだ。
「今の自民党では公認されたところで当選するか怪しいものです。参議院議員といえば
専門家集団のはずです。せっかく野球殿堂入り(08年)したのですから、晩節を汚さない
ためにも野球の専門家を続けた方がいい」(前出の松崎氏)
(>>3以降へ)