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南アW杯後、日本サッカーは間違いなく改革を余儀なくされる。
それは今まで日本サッカー協会やメディアが、サッカー人気を上げるために付いてきた“嘘”の代償でもある。
「日本人はテクニックだけなら世界有数」
「外国人選手はJリーグの早い展開についていけない」
サッカー中継を見ていると、解説者から何度となく飛び出すこのフレーズ。日本人選手は足元の技術に優れ、
早い展開のサッカーをするという印象を受けるが、世界から見れば、たいしたことはない。
しかし、捏造してでも日本のサッカーが世界に通用している点を作り出さなければいけない事情があった。
ベテランサッカージャーナリストがいう。
「98年に初めてW杯に出て以降、日本のサッカー熱は急上昇。ファンは世界でも戦える日本サッカーを見たい、
そう思うようになりました。現実的に日本サッカーは、バスケットやバレーなどと同じで世界基準に達していないのですが、
代表チームは金のなる木となり、ビジネスの要素が強く入ったため、メディア側も『ファンが喜ぶ嘘』を付く必要があった。
テレビ局は解説者に『もっと日本サッカーが世界に通用しているとイメージさせる言葉を。
前向きでファンを煽るような言葉を』喋るように依頼していたんです」
欧州で活躍する選手のトラップやパス、ドリブルを見れば、日本人の足元の技術が優れているとは到底思えない。
Jリーグの展開は遅いし、すぐに倒れてはファウルをもらおうとしているようにも見える。
南ア後は、突然変異として現われた79年組も中村俊輔もいなくなる。
彼らであれば、まだ嘘をつき通せたものの、残った世代ではもう通用しない。
相次いで離れるファンを、もう一度狂喜させるには嘘のない日本サッカーを一から作るしかないだろう。(谷本雅顕)
日本サッカーがついた嘘|週刊ナイマガ
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