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3月25日にアメリカ・トップリーグのメジャーリーグ・サッカー(MLS)が華々しく開幕した。
開幕前に関係者やファンを安堵させたのが労使協定の更新だった。数カ月におよんだリーグと選手会による交渉はもつれにもつれ、政府の仲裁人が介入する事態にまで発展した。
一時はストライキ突入までささやかれたが、土壇場で合意に達し、5年間の新協定が結ばれたのである。
労使協定の更新はMLSのみならず他のアメリカ・プロスポーツ・リーグでも大きな問題となっており、それだけにMLSがまず合意に至ったことは他の交渉にも好影響を与えるかもしれない。
さて、こうして無事始まった2010年シーズンだが、大きな注目点が3つある。1つめはフィラデルフィア・ユニオンが新加入したことだ。
昨年加入したシアトル・サウンダースに続きユニオンはMLS16番目のチームとなった。これでイースタンとウェスタンの2カンファレンスは8チームずつ。
リーグの成長は続き、来年はバンクーバーとポートランドの2チームがさらに加入する予定だ。
2つめの注目点はニューヨーク・レッドブルズの新本拠地レッドブル・アリーナのオープンである。マンハッタンから電車で20分ほどのニュージャージー州ハリソンに
総工費2億ドル(約180億円)を投じて建設された2万5000人収容のサッカー専用スタジアムだ。
スタンド全てが半透過式の屋根で覆われているだけでなく、豪華なスィートボックスが30もあり、さらに一般のファンが楽しめるパブなども完備されている。
最新スタジアムの登場にファンの盛り上がりはより一層高くなるだろう。
3つめの注目点は日本にも影響が出るかもしれない。「ベッカム・ルール」の拡大である。
MLSはアメリカン・フットボールNFLなどと同じく、1チームの選手年俸総額の上限を定めるサラリーキャップ制度を導入している。
これにより各チームの戦力を均衡させるとともに、チーム運営を安定させる狙いがある。しかしそれ故MLSでは大物選手を獲得するのが難しかった。
(つづく)