10/04/17 14:39:33 BjV8hTam0
なんだろうこれわ(やっぱりこれです)。
発売したてなので、あらすじをここに書くのは控えますが。
以下読後の感想を列挙。
・BOOK2まで読んだのならBOOK3も読んでもよいかも。少しは意味がわかります。
・とは言え結局何が言いたいのかはわからん。
・意味がわかった方が良いのかどうかも良くわからん。
・ファンタジー的なものは結局ほとんど出てきません。
・と言うか、普通の小説なんですけど。
・3巻合わせて1650ページでこれか?
この本を読んでいて気付いたのは、
「この作品は翻訳されることを前提にして書かれている」
と言うことです。すなわち
「日本語でしか表現できない単語を用いていない」
のです。もっと言えば
「日本人にしかわからないような心の機微は意識的に描いていない」
と言っていいでしょう。
村上春樹は翻訳者でもありますから、文章が翻訳調なのは良しとしましょう。
ただどうなんでしょうね。
日本語版なんだから日本人にだけわかる単語を使って欲しかったなぁ。
何だか違和感があるなぁ、と思ったらそう言うことだと読んでいる途中で気付きました。
そう言えば「日本辺境論」で、日本語は他国語に翻訳されにくいと書いてありました。
そう言う点ではすぐ翻訳できるでしょうね、この本。
アマゾンで予約してあったんですが、昨日の昼には届きました。
夜中に発送したみたいですね。
星は二つ。
つまらなくはないんだけど、3巻合わせて1650ページかけて読むほどのもんではないなぁ。
やっぱり長いなら長いなりの何かがないとねぇ。
あと多分村上春樹フリークには全然物足らないんじゃないかなぁ。
まさかBOOK4とか出ないよねぇ。
1Q85とか(笑)。
勘弁してくださいよ。