10/04/14 23:15:51 0
●木村コーチが倒れた2日後
ド派手なパフォーマンスが広島ナインの逆鱗(げきりん)に触れた。
去る4日に行われた広島―巨人戦(マツダスタジアム)の四回表だった。
2死一塁の場面、新人の長野(25=ホンダ)が放った打球は、大きな放物線を描いて左翼スタンド上の防球ネットを直撃。
特大のプロ初アーチに気持ちよくダイヤモンドを一周した長野はベンチ前に戻ってくると、ラミレスとパフォーマンスを披露。
喜びを全身で表現する長野の姿を目の当たりにした広島ナインや首脳陣の顔がみるみる険しくなったが、それもそのはずだ。
この日の2日前、巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが試合前の練習中に突然倒れた。
搬送された病院でくも膜下出血と診断され、意識不明の状態が続いていた。
木村コーチは95年から06年途中まで広島に在籍。
広島ベンチには、当時一緒にプレーした野村監督や大野投手コーチをはじめ、石原や東出、高橋建、嶋、広瀬などがいる。
木村コーチが倒れた直後には、私生活でも仲が良かった前田智が血相を変えて、「救急車だ!」と叫び、
プライベートでも親交があった浅井コーチは、試合どころではないというほどショックを受けていたという。
多くの選手がかつてのチームメートの病状を気にかけていたのだ。それは巨人の他の選手も同じだったはずである。
木村コーチの病名がくも膜下出血と知った広島の関係者は4日の試合前、
「いまだに意識が戻らないというのは心配だ。奇跡を信じているが、あれから2日だろ。厳しい結果になるかもしれない」と重い口調で語っていた。
広島ベンチにいる誰もが胸の中に秘めていた思いに違いない。
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