10/04/13 17:11:26 0
ヤクルトが今週末の17、18日に松山・坊っちゃんスタジアムで巨人との2連戦を開催する。
ヤクルトは昨年、球団史上初となる巨人戦の地方開催に踏み切り、7月14日(火)に福島で
1万7380人の観衆を集めた。今年はついに、土・日に開催。5月には横浜も新潟で
土・日に巨人戦を組んでおり、巨人戦の人気低迷を象徴している。
ヤクルトの球団幹部は「松山は秋季キャンプを行っていて付き合いもあるし。
今年は坊っちゃんスタジアムができて10周年。地元の人は土・日に巨人が来るって大喜びだよ」という。
巨人も松山で2004年(横浜戦)、05年(ヤクルト戦)、08年(広島戦)に主催試合を行っているが、
相手チームがかつてドル箱カードだった巨人戦を地方に持っていくのは意味合いが違う。
ホーム、ビジターにかかわらず、巨人戦の地方での週末開催は、ここ十数年はなかったことだ。
巨人戦は黄金カードで、他球団の営業担当者は集客の見込める週末の本拠地開催権獲得に
血眼になったものだ。しかし3万3000人収容の神宮球場で、巨人戦の集客力は低下の一途。
昨年は大型連休中の9月20日(日)の3万0086人が唯一の3万人超え。4月の巨人戦は
2万強がいいところで「福島はキャパが小さかったが、松山はチケットも売れているし、
神宮でやるよりも(お客さんが)入ると思う」と球団関係者は計算する。
横浜もここ数年、巨人と静岡や長野で平日に主催試合を行っていたが、
今年は5月8、9日の土・日に新潟で2試合を開催。ヤクルトと考えることは同じだ。
巨人主催の開幕戦の巨人対ヤクルト(3月26日)は、東京ドームにある招待券の
指定席引換所に1000人近い長蛇の列ができた。1枚につき4枚まで指定席D(3階席)と
引き換え可能という招待券だが、これにはヤクルト関係者から
「(巨人は)開幕戦からそんなに招待券を配っているのか」と驚きの声が上がったほどだ。
招待券を配っても席が埋まらないという事態でないだけマシだが、
巨人の集客力低下は他球団にとっても深刻な問題となりつつある。(塚沢健太郎)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)