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日経の客員コラムニストとして知られる早大大学院客員教授の田勢康弘氏(65)が、セク
ハラ問題で早大を「解職」になったことが分かった。週刊誌にも報道され、早大が調査し
てセクハラと認めたためだ。田勢氏は、「セクハラではない」と反論している模様だ。
田勢康弘氏は、日本経済新聞では、政治部記者、ワシントン支局長などとして活躍し、
現在も同紙の客員コラムニストとして定期的に寄稿している。テレビ出演も多く、現在は
テレ東の番組「田勢康弘の週刊ニュース新書」を受け持っているほどだ。
女子学生が早大に被害申し立て
セクハラ問題があった早大
セクハラ問題があった早大
その田勢氏が、セクハラ問題でクローズアップされたのは、週刊誌報道だった。週刊
文春が2010年1月21日号で、客員教授をしている早稲田大学で、女子学生にセクハラをし
ていた疑惑を取り上げたのだ。
それによると、田勢氏は、大学院公共経営研究科の修士課程で学ぶ女子学生を授業で
教え、08年4月からティーチングアシスタントも任せていた。ところが、09年7月になって、
女子学生を1泊2日の長崎出張に同行しないか誘った。女子学生は2人だけの旅行に抵抗が
あったが、田勢氏が修士論文の審査をしていることを考え、承諾した。
そして、田勢氏は旅行中、小説家志望の女子学生にいきなり不倫小説を共作しようと
持ち出したという。さらに、同8月になって、田勢氏から小説のリアリティーを出すため、
女子学生が脱ぐようにお願いするメールが送られたとしている。
これに対し、女子学生は、修士課程を修了した同9月、早大のハラスメント防止委員会
にセクハラ被害を申し立てた。
文春の記事で書かれているのはここまでだが、田勢氏が所属する政治経済学術院の教
授会に出席した1人が、J-CASTニュースの取材にその後の経緯を明かした。
「重大なセクハラ行為」と認定
それによると、早大のハラスメント防止委員会は、女子学生からの申し立てを受けて
調査を行い、その結果、「重大なセクハラ行為」と認定して政治経済学術院の教授会に報
告した。田勢康弘氏は教授会で、セクハラを否認して「女子学生にも非がある」などと弁
明したものの、その後、辞表を提出した。
>>2以降に続く