10/04/06 01:28:43 0
褒めすぎを承知で言わせてもらえれば、清水エスパルスの前半20分までのサッカーはとっても良かった。
Jリーグ第5節、対横浜Fマリノス戦の話だ。
まず中ありきではなく、まず外ありき。外にポイントを築いておいて中を突く、ピッチを広く使ったワイドな攻撃。
ボールの奪い方も洒落ていた。
バックラインがもう数メートル高ければ、20分で終わらずに済んだのだろうけれど、それでも、僕はかなり感激した。
日本で見た試合の中で、過去最高と言っても良い。
今季の清水のサッカーには、注目する必要がある。
とはいえだ。その良さは、スタンドの観客席からは、なかなかわかりにくい。そう言うべきだろう。
横浜国際競技場=日産スタジアムは、スタンドの傾斜角が目茶苦茶緩い。
スタンドからピッチまでの距離も異常に遠い。視角は必然さらに緩くなる。世界で最も見にくいスタジアム。
「ピッチに描かれるデザイン」を、読み取るのは至難の業だ。というか、このスタジアムは、そうした気さえ湧いてこないスタジアムだ。
日産スタジアムに限った話ではない。日本の多くのスタジアムに共通する話だ。
ピッチを俯瞰で眺めることができるスタジアムは限られている。
陸上トラック付きのスタジアムでサッカーを見ても、サッカーの魅力は半分も伝わっていないのではないかと僕は思う。
俯瞰の目は言い換えれば「上から目線」。偉そうな目線だ。
監督目線と言いたいところだが、ベンチに座る監督よりピッチ全体の様子はよく分かる。
選手の目を1次元とすれば、監督の目は2次元。スタンドのファンの目は3次元になる。
ファンはある意味で、ピッチの様子を、選手より監督より的確に捉えることができる。
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