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消えてなくなるの!? ふらつく新聞社、壊れ始めたTV局
(略)
■「売上半減」「制作費大幅削減」「地方局壊滅」「キー局悲劇」というTV局の現実
3月4日、日テレ社員に衝撃が走った。原因は「人事労務制度の改革について」と
題された社外秘文書。副題は「生き残りをかけた構造改革を提案」で、「今後、長期に渡り
放送収入の低迷が予想され」るとして「現時点で将来に向け何らかの総額人件費の
抑制策を実施せざるを得ない」とある。(略)。新制度で給与水準はどう変わるのか。
「入社10年目、30歳前後で社員の大半は事実上、昇給が不可能になる。40代以上は
今と同水準の基本給が維持されますが職務手当の廃止で月給は実質ダウン。
かつてTV局社員の生涯賃金は4億円と言われた。それを1億~1億5千万円下げ、
一般の上場会社並みにするのが経営側のプランのようです」(日テレ中堅社員)
(略)
(略)。TV広告費は5年連続減で、09年は前年比89.8%の1兆7139億円(電通調べ)。景気悪化
だけが原因ではない。民放連が1月28日発表の見通しでは今年度の地上波TVの営業収入は
昨年度比1.8%減で、最悪期は脱したものの、未だ下げ止まらず構造的な不況に苦しんでいる。
マスメディアに詳しい立教大教授・服部孝章氏は「もはや若者はTVを見ない」と指摘。
「今の若者はTVをつけていてもメールやゲームをしている人が非常に多い。
『ながら視聴』というより、単にTVをつけているだけです。TVを見るにしても録画して
CMは飛ばして見る。何れにしろTVへの広告出稿が増える事はないと思います」
●TBSはストに突入!
それでもフジ、日テレ、テレ朝は売上高は横ばいか微減となるものの、最終黒字を
予想。目も当てられないのが昨年4月の過去最大規模の番組改編で大コケし、
キー局の〝負け組頭〟になったTBS。10年3月期決算で32億円の純損益を計上予定。
ボーナスも抑えられ、ついに3月19日にはストが行われた。
「(略)。ストの目的はボーナスカットへの抗議。今年も10~20万円程下がる見通し。昨年も
30~40万円ダウンだったので社員の落胆や反発は凄い。(略)。改編時はキー局で2~3位
だったポジションが今は5位で、振り向けばテレ東という状況。(略)」(同社中堅社員)
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週刊現代 2010/4/10号より抜粋・要約