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近年は度重なる故障に苦しんだ松井秀が大リーグ8年目の目標に全試合出場を掲げた。
「それが自分の最低限の役割」と言い切った。新天地での開幕戦を翌日に控え、
35歳の表情は引き締まっていた。
昨冬、エンゼルス移籍を決断したのは、2006年まで日米通算で1768試合に
連続出場した“鉄人”としての誇りからだ。ベテランを休養させながら交互に
指名打者(DH)で起用するヤンキースで「僕が1年間ずっとDHで座っていられることはない」。
愛着はあっても、自分の居場所ではないと判断した。
キャンプでは不安を抱える左ひざに細心の注意を払い、全試合出場の下地をつくった。
松井秀の勝負強さとチームへの献身を高く評価するソーシア監督はオープン戦の
結果は度外視。参謀役のレネキー・コーチは「健康であることがチームにとって収穫」
と調整を委ねた。今度は松井秀が期待に応える番だ。
チームが変わっても昨年に続き「4番・指名打者」で戦いが始まる。
「本拠地のファンに披露したいことは」と質問され「毎打席、本塁打だね」と応じた。
リップサービスもあるだろうが、昨年は開幕戦で2ランを放っている。
プロ18年目。「気持ちは自然に高ぶるでしょうが、これまで開幕戦でも
普段通りにプレーしてきた」。決して動じない強い心で打席に向かう。
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