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3日の清水戦で左足甲を強打した横浜の日本代表MF中村俊輔(31)が4日、5日から大阪府内で
スタートする日本代表合宿に予定通り参加することを決断した。負傷から一夜明けたこの日も患部の
腫れは引いておらず、横浜の木村和司監督(51)が合宿参加に不安を見せる中、岡田ジャパンの
大黒柱は7日のセルビア戦(長居)にも強行出場する構えだ。
中村の決意は固かった。前日の清水戦で相手の足裏を蹴り上げて左足甲を強打。試合後の検査では
骨に異常がなかったが、一夜明けたこの日の状態次第では5日にスタートとなる代表合宿を回避する
可能性もあった。だが、午前9時にクラブハウス入りして治療した中村は「きのうより良くなっている」
と強調。「(W杯まで)集まる機会も少ないから」と予定通り参加する決断を下した。
W杯開幕まで約2カ月。中村も本大会を見据え「代表モードに早く入って、今まで積み上げてきたことや
反省しなきゃいけない部分を、食事やバスの中、グラウンドでいろいろ話をしたい」と今回の合宿を無駄に
したくないという気持ちが強い。7日のセルビア戦も「きょうは足を地面に着けることができるし、
このままで行ったらいけるかも」と強行出場を辞さない構えで、そのために「スパイクの中に薄いパッドを
入れるかも」と左足甲をガードするパッドの準備もしている。
ただ、患部は「きのう(3日)より腫れている」(中村)状態。にもかかわらず「無理をしないでほしい」
と心配顔の木村監督から「腫れてるだろ」と聞かれても「腫れてないです」と返答したという。木村監督は
「無理しなくても当然(W杯メンバーに)入る。岡ちゃん(岡田監督)もその辺の配慮があってもいい
選手だと思う」とした上で、02年日韓大会直前に落選したことを引き合いに出し「トラウマみたいなのが
あるんだろうなあ」とW杯にかける中村の思いをくみ取った。
岡田監督はセルビア戦の起用には「Jリーグもあるし無理をさせたくない。来てドクターに診てもらって
本人と話して判断したい」と慎重な姿勢を崩さない。それでも岡田ジャパンの大黒柱はケガを押して
ピッチに立つつもりだ。
[ 2010年04月05日 ]
ソース:スポニチ
URLリンク(www.sponichi.co.jp)