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先行き不安のプロ野球人気。それなのに、30日から始まったセ・パ6カードのうち、
実に5カードが関東地区に集中する奇妙な日程となった。ファン不在も極まれりだろう。
パ・リーグ開幕第3カード目の試合。日本ハム対オリックスが東京ドームで2連戦。
西武対ソフトバンクは西武ドームで3連戦。ロッテ対楽天も千葉マリンで3連戦。
3カードとも関東地区での開催だ。
開幕第2カード目になるセ・リーグも、神宮でヤクルト対中日の3連戦。
横浜では横浜対巨人の3連戦だ。関東地区以外のプロ野球は、マツダスタジアムの
広島対阪神3連戦だけだ。これでは、関東以外のファンを無視していると
いわれても反論できないだろう。
しかも、巨人人気にオンブにダッコでやっていけた過去のプロ野球界とは違っている。
昨シーズン、7年ぶりに日本一を奪回した巨人だが、ヤクルトとの開幕3連戦(東京ドーム)
のテレビ視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を見れば、日本一効果はゼロだ。
人気のバロメーターになる開幕戦が昨年よりも1ポイントダウンの12.3%では話にならない。
第2戦は開幕戦逆転勝利の翌日だというのに、7.9%といきなり1ケタの惨状だ。
亀田興毅対ポンサクレックのボクシング世界タイトルマッチが22.1%。浅田真央が
優勝した女子フィギュアスケート世界選手権が19.9%。同時間帯に放送された
2大ライバルがあったにせよ、1ケタ台は寂しすぎる。デーゲームだった第3戦も5.4%だった。
プロ野球界にとって、もう巨人人気は当てにできないことを、改めて実証した開幕3連戦の
テレビ視聴率といえる。全国区人気は過去の遺物であり、ソフトバンク=福岡、日本ハム=札幌、
楽天=仙台の例でわかるように、地元密着型の球団が成功している時代なのだ。
(続く)
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