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知っている世の先達、先輩は「解決しない問題はない」とおっしゃる。
言葉を裏返すと、「問題は必ず解決する」になる。
西から東へ、野球の“花”が咲き競うこの時期になって、1年がかりで経費の見直し、
削減の問題に取り組んでいるNPB(日本プロフエッショナル野球組織)が、
セ、パ両リーグで共用している大阪事務所(機構分室)を3月31日で閉鎖する。
併せてこれまで両リーグで発行していた“シーズンパス”を廃止した。
事務所の閉鎖で職員は解雇になり、パスの廃止で連盟のOB、審判OB、
元球団代表は仕事を離れてプロ野球を楽しむ平和なひと時を失った。
解雇になる大阪事務所の女性職員は悲しくて東京事務所の友人に
「あと5日」、「あと4日」とカウントダウンを毎日メールで送り続けている。
きょう30日で、「あと1日」になりあす31日で「ゼロ」になる。
女性の心情を思うと胸が熱くなる。
東京・銀座の朝日ビル内にある分室では5階のBISデータ本部が
元パ・リーグ事務所だった9階に移り、前々からいる両リーグ記録部、
審判部と一緒になった。千代田区内幸町にある帝国ホテル14階の
コミッショナー事務局にはすでにコ・セ・パ三局の“必要事務職員”が同居している。
プロ野球はすべての権限が一局に集中する、中央集権的“政治形態”に変容した。
頂点に立つコミッショナーは、「日本プロフエッショナル野球組織を代表し、
事務職員を指揮監督してオーナー会議、実行委員会および両連盟の理事会において
決定された事項を執行する(以下略)」(協約第8条(1))独裁者になった。
怖いのは2年の任期と任免権を握るオーナー会議だけである。
(続く)
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