10/03/29 13:35:53 0
「おい、ココは、いっぱいで、どれぐらい入るんや」
3月26日の開幕横浜戦。選手がベンチ入りし、セカンドアップに入ろうかというとき。
一塁ベンチの中で、阪神・木戸ヘッドコーチから野太い声で、質問された。
突然のテーマに僕はしどろもどろ。というのも、僕が取材時間ギリギリまでベンチにいたのは、
試合開始直前に行われる全体ミーティングで真弓監督がコーチや選手にどういう言葉で鼓舞したのか取材したかったから。
もちろん、言い訳です…ハイ。
観客動員数というのは普段、試合終盤になったら、公式記録員から発表される。「本日の観衆、3万6782人。さん、ろく、なな、はち、ふた」と
いった感じだ。ご存じの通り、数年前までは丼勘定。東京ドームなら常に5万5000人、甲子園だと常時5万人は超えていた。
ちなみに現在の甲子園は満席で4万7808人。さすがに一の位まで覚えている人はわずかだろう。確かにイザお客さんとして訪れてみると、
例えば「4万5241人」の場合、「おっ、俺の1人が入っている」と些細(ささい)な幸せを感じてしまうのは、僕だけか。
さて、冒頭の質問に戻る。僕が木戸ヘッドコーチにいったのが次の通り。
え、え~とぉ~…。
ご、ごまんにん…ぐらいですかね。
「んな、アホなことあるかいな!」
横にいた先輩記者がこう答える。「3万30000人ぐらいしか入らないんですよね、確か」。
大正解。実際は3万36477人。どうしても大阪ドーム時代にファンとしていった4万5000人の発表が頭から抜けきらないのだ。
ハイ、言い訳…。
原稿を執筆するには事象の背景を知っていなければ、話にならない。もう一度、選手名鑑などで勉強する覚悟を決めた。
【なにわコラム】観客動員数、丼勘定の後遺症? - コラム - SANSPO.COM
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