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センバツ1回戦で21世紀枠出場の向陽(和歌山)に敗れ「腹を切りたい」などの
不適切発言を連発し、その責任をとって辞任した開星(島根)野々村直通前監督(58)に
思わぬところから早くも復帰に向けて苦言&エールが送られた。
声の主は柔道、空手、刀道、抜刀道、小太刀護身道のほか、あらゆる武道に精通する
「現代の侍」こと藤岡弘、(64)。「このまま、辞めたままになってはいけない」と熱く語った。
今回の騒動を受けて、藤岡はまず、ゆっくりとこう口を開いた。
「この監督さんは武士道というものを残念ながら理解していらっしゃらないようですね。
“腹を切る”というのは自殺ではないんですよ。“名誉の死”なんです。つまり、死にざまを見せること。
個人的なことではなく、大義のため。誰かを救うために身代わりになるとか、そういう美徳なんです。
“恥ずかしいから死にたい”というのは私欲にすぎません。だから、こういう時に“腹を切る”という
言葉を使ってほしくないですね。これで死ぬならただの“犬死に”にすぎません」
常日ごろ「武士道」の重要性を説く藤岡だけにその象徴ともいえる「腹を切る」という
言葉の独り歩きが許せなかった。だが、そんな辛口評も野々村前監督を思う気持ちがあってのこと。
その証拠にこの後、飛び出したのが復帰に向けての熱いエールだった。
これを糧に指導者として成長できる
「このまま、辞めたままになってはいけないですね。逆に、今こそチャンスなんですよ。
というのも、武士道において指導者は常に冷静沈着、何物にも動じないという姿勢でなくてはならない。
ついカッとして発言してしまったんでしょうが、これで未熟さに気付くことができたんです。
だから、これを糧に弟子(選手)を指導すれば、さらに監督も指導者として成長できるんですよ。
復帰するべきです」と藤岡は声を大にしたのだ。
日本は、勝ち負けだけに固執する国になってしまった??。こう危惧する藤岡は
「今回の件も日本がそういう国になってしまった象徴なのかもしれません」と憂う。
藤岡の熱い思いは野々村前監督にどう響くか??。
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